手取り1655円が1850万円に~『月収1万倍仕事術』

手取り1655円が1850万円になった営業マンが明かす月収1万倍仕事術
『手取り1655円が1850万円になった営業マンが明かす月収1万倍仕事術』
大坪 勇二
ダイヤモンド社
1,500円(税込)
商品を購入する
>> Amazon.co.jp
>> 本やタウン

 忙しすぎたり、悩みがあったりすると、「どうもやる気が出ない...」「今は何もしたくない...」なんて状態に陥ることがけっこうある。そんな時、やる気を復活させるにはどうしたらいいのだろう? 自分の好きなものを思いっきり食べる? 好きなDVDを観る? それとも趣味のゴルフの練習に行く?

 やる気が出ないとき、人は自分に何かごほうびを与えてやる気を引き出そうとすることが多い。でも、これは目の前にある問題を先送りにしているだけで、一瞬やる気がアップしてもまた元に戻ってしまうので根本的な解決にならない。それを教えてくれるのが保険営業で世界トップクラスの成績を収める営業マン・大坪勇二さん。

 大坪さんは著書のタイトルにもあるように、手取り1655円というアルバイト以下のどん底の月収から、わずか半年で月収1850万円になるという偉業を成し遂げた男。大坪さんによると、ヤル気が出ないのは「心の燃料が空っぽ」のとき。心の燃料がなくなるとガス欠の車同様、一歩も動きたくなくなってしまう。そんな時は、自分に何かを与えるのではなく、逆に「頭から吐き出す」ことが大切なのだそう。この、頭の中で考えていることをすべて吐き出すことを「ブレインダンプ」というそうだ。

 ブレインダンプの具体的な方法はというと、それは紙に書き出すこと。頭が混乱した状態では自分の状況を整理できず、どんどんうまくいかなくなるばかり。一度、何に不安を感じているのか、何がしたいのか、などテーマを決めて紙に書き出してみる。例えば、「今自分が不安に思っていること」をテーマにしたら、まず、「仕事」→「今週のプレゼン」→「時間がない」→「センパイに相談」など、キーワードを次々と細分化していくことでヒントが見えてくる。

 パソコンを使うのがほとんどで、紙に字を書くとい作業が減ってしまっている今、紙に書き出して整理してみるというのは新鮮で気分もリフレッシュできそう。そして、大坪さんのように月収がアップするかもしれませんよ。

« 前の記事TOPバックナンバー次の記事 »