みんなで外で大声で―あたらしい本の読み方を提案する『読書フェス』開催

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 あたらしい読書の読み方を提案する野外イベント『読書のフェス』が、11月10日に東京・上野の上野恩賜公園野外ステージで開催されます。

 多くの人にとっての「読書」といえば、カフェや図書館、自宅などで、静かに本と向き合う個人的な体験。読書会や朗読会に参加するような余程の読書好きでもない限り、本を大人数で読むことは、みんなで教科書を朗読した小中学校の国語の時間以来。きっと、そんな方も多いのではないでしょうか。

 「読書のフェス」が提案するのは、「ひとりで、家で、静かに」ではなく、「みんなで、外で、大声で、読む」ということ。観客は、野外ステージに続々と登場する作家の川上未映子さん、翻訳家の柴田元幸さん、作家・漫画家の小林エリカさん、落語家・三遊亭白鳥さん、歌人の穂村弘さんら出演者の「読書」を聴くことになります。声帯が発する言葉を、耳を通じて体内に取り入れる。その原初的な体験を大人数で共有することによる、新しい読書経験を提案します。

 実行委員を務めるのは、青山のブックショップUTRECHT(ユトレヒト)オーナー 江口宏志さん、BACH代表・ブックディレクター 幅允孝さん、オツタヤミカさんです。普段より、本と向き合い続けているお三方が立ち返った「読書の原点」。本好きも読書好きも、フェス好きのみなさまも、一度体感してみてはいかがでしょうか。

【関連リンク】
読書のフェス
http://www.dokushono.info/

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