漫画家のツイートは、『少年ジャンプ』の巻末目次ページに似ている?

マンガホニャララ ロワイヤル
『マンガホニャララ ロワイヤル』
ブルボン小林
文藝春秋
1,512円(税込)
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 一般人だけでなく、政治家までもが利用するになったTwitter。多くの漫画家もアカウントを持っており、ファンとの交流をはかっています。

 例えば、『スラムダンク』『バガボンド』の作者・井上雄彦氏には、262,833のフォロワーが、『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』の作者・うすた京介氏には239,346ものフォロワーが集まっています(7月22日現在)。

 Twitterでは、漫画家同士がフォローをし合うこともしばしば。突然、お絵かき合戦が始まることもあります。

 マンガに関するエッセイをまとめた書籍『マンガホニャララロワイヤル』の著者・ブルボン小林氏は、「出版に限らず、物を売る全ての団体は、以前からネットを意識している。やれホームページだ、ブログだmixiだとさまざまに『話題』になってきたネットだが、漫画に限って言えばもっとも相性がよかったのがツイッターだと思う」と持論を展開しています。

 さらには、漫画家のツイートばかりを表示させていると、少年ジャンプやマガジンの巻末目次ページを思い出すといいます。

 「漫画家たちの似顔絵と、横書きでわずかに述べられる近況の並ぶ、あれと同じフォーマットだから。あそこのページだけ一足先に"電子書籍化"したのである」(ブルボン小林氏)

 漫画好きの人の中には、同じような思いを持っている人もいるのではないでしょうか。

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