8月9日(木)
「原田さん!」
僕がパソコンの前で調べ物をしている時でした。後ろから鉄平さんの、僕を呼ぶ声が聞こえたのです。その時ある予感はしました。以前の日誌をご覧の方はわかる通り、僕は体育会系、本の雑誌助っ人の汗かき役なのです。
話の内容は予想通り、校正の市村さんの家まで届け物をする仕事を新たに頼まれたとのことでした。しかし、それに続く鉄平さんの言葉は僕の予想を超えたものでした……
「僕が行ってきてもいいですか?」
杉江さんや浜田さんにさんざん言われたからなのか、近くに浜田さんがいたためについ口を滑らしてしまったからなのか、真夏の炎天下の中に飛び込んで行くような仕事を自ら引き受けようというのです。
「は、はい」と戸惑いながら頷く僕を尻目に、彼はお気に入りのマイ自転車で颯爽と駆けていくのでありました。(原田)
今日も暑い日が続いております。浜田さんは何を思ったか窓のシャッターを閉めてしまいました。
「これで涼しくなるでしょう?」
日差しが入ってこないので涼しい気もしましたが、真っ昼間に窓を閉め切っていると、なんだか会社がアヤシイお仕事をしているみたいでドキドキします。
運動不足なので、今日は市村便にも率先していきました。帰ってきてTシャツを替えたら爽快でした。(関口)