本の雑誌2014年ベストテン 第5位『愛の国』刊行から一年。
宝塚100周年の年に、中山可穂が新たな代表作を世に問う――『オペラ座の怪人』をしのぐ感動とドラマ!
ひそやかに、死神どもよ、かの人に続け。
しめやかに、同胞たちよ、かの人の名を呼べ。
きよらかに、乙女たちよ、かの人の墓前に花を手向けよ。
宝塚の男役。それは、時として本物の男よりも男らしく、どこまでもやさしく娘役を守り、大きくすべてをつつみこみ、何があろうと愛し抜く、ただその美学のみによって存在する騎士の中の騎士――。
トップになって二日後に舞台事故で亡くなった50年前の伝説の男役スター・扇乙矢。以後、宝塚大劇場の奈落に棲みつき、宝塚の守護神ファントムさんとして語り継がれてきた。大劇場では月組トップスター如月すみれのサヨナラ公演の幕が開き、その新人公演で主役に大抜擢された永遠ひかるの前にあらわれた奇跡とは――。舞台に魅せられた者だけが知る恍惚と業を、情熱的かつドラマティックに描き上げる、中山可穂版・オペラ座の怪人!
本書『男役』の刊行を記念し、中山可穂さんをお招きし、ミニトーク&サイン会を開催いたします。
当日、開場予定の18時30分からイベントスタートの19時までの間、イベント参加の皆様から中山さんへの質問を受付けます。会場に紙と鉛筆の用意がございます。
ミニトークのあと、時間の許す限り、中山さんが皆様からの質問にお答えします!
書籍購入が参加条件です。下記をお読みください。
<プロフィール>
中山可穂(なかやま・かほ)
1960年生まれ。早稲田大学教育学部英文科卒。93年『猫背の王子』でデビュー。95年『天使の骨』で朝日新人文学賞、01年『白い薔薇の淵まで』で山周賞受賞。そのほかの作品に『マラケシュ心中』『弱法師』『ケッヘル』『サイゴン・タンゴ・カフェ』『悲歌』『愛の国』など。
開催日時 | 2015年3月6日(金)19:00~ |
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会場 | 代官山 蔦屋書店 一号館二階イベントスペース |
参加方法 | 2015年2月5日(木)朝7時より、代官山 蔦屋書店 一号館一階レジカウンターもしくはお電話にて、ご予約を承ります。『男役』(1728円税込み)をお買い上げになることが参加条件です。 以上すべてご了承の上ご参加くださいますよう、よろしくお願いいたします。 |
定員 | 50名 |
問い合わせ先 | 03-3770-2525(営業時間内の問い合わせとなります。 |