今年4月に惜しまれながら閉館した新宿の伝説的な小劇場・タイニイアリス。
その32年のあゆみを凝縮した書籍『小劇場タイニイアリス』刊行を記念して、劇場主宰者であり、世界中のオルタナティブ演劇を観てきた劇評家でもあるヒロコ(西村博子)さんを招いたトークイベントを開催します。
サイフォンで丁寧に淹れられたコーヒーを楽しみながら、ヒロコさんや書籍の編著者たちとこれからの演劇や表現について考えてみませんか?
【対談者プロフィール】
●西村博子(にしむら・ひろこ)
演劇研究、劇評、プロデューサー/元タイニイアリス主宰
1936年、名古屋市生まれ。ハワイ大学講師、早稲田大学講師などを経て、1982年、園田学園女子大学助教授(91年より教授)。
1983年、新宿にタイニイアリス開設。自称(び)少年探検隊長として、今! を表現する舞台を求め、しょっちゅう右往左往している。
NPO ARC理事長。日本演劇学会会員。早稲田大学文学博士。著書に『蚕娘の繊絲』Ⅰ・Ⅱなど。
「(び)少年探検隊」の「び」は、美少年の「び」であり貧乏(poor)の「び」だと言っている。
●金世一(キム・セイル)
俳優・演技トレーナー/『小劇場タイニイアリス』編著者
1975年、韓国の釜山生まれ、慶星大学校で演劇映画学を専攻。俳優・演技トレーナーとして活躍中。
2003年に本文化庁海外芸術家招聘研修員として来日、その後から東京を拠点に活動をし続ける。
2013年劇団「世 aml」を旗揚げ、日韓を行き来しながら創作活動を行っている。
傍らに演劇交流におけるコーディネーターも務めていて、2013年SEAMI projectを設立し、演劇を通じて日韓の都市と都市をつなぐ活動を広げている。
現在、東京大学院にて博士課程で在籍しながら演技論に関する研究も重ねている。
演出作『秋雨』(ジョ・ソジョン作)で2012 miryang Summer Performing Arts Festivalにて作品賞を受賞。
開催日時 | 2015年5月31日(日)18:30~20:00(ラストオーダー19:30) |
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会場 | オリオン書房ノルテ店内カフェ「本棚珈琲」 |
参加方法 | 参加ご希望の方は、オリオン書房ノルテ店店頭、またはお電話(042-522-1231)にて承ります。 |
入場料 | 1,000円(ワンドリンクつき) |
定員 | 30名 |
関連URL | http://www.orionshobo.com/ |