胃カメラ飲んで40万円! 副業の“極意”教えます~『サバイバル副業術』

サバイバル副業術 (ソフトバンク新書)
『サバイバル副業術 (ソフトバンク新書)』
荻野 進介
ソフトバンククリエイティブ
767円(税込)
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 ドン底の雇用情勢に強い味方となる副業初心者の"バイブル本"ともいうべき1冊がこれ。

 7月の失業率は5.7%、有効求人倍率は0.42倍と過去最悪。一方で大企業の「正社員切り」も珍しくない時代。もはや「終身雇用は過去のもの。会社側に社員の面倒を見続けようという意識はない」と、著者はゾッとするようなことを言ってのける。

そこで副業だ。

転職サービスのDODAが今年4月に発表した会社員1086人に対する意識調査によれば、副業経験のある社会人は30.8%と2年前から倍増。しかも、1カ月あたりの平均副業収入は4.2万円で「9万円以上」の高額収入者に至ってはなんと全体の約1割! こうしたデータを見せられるだけで、隠れていた副業意欲がグッとわき起こってくる。

 実際どうすれば副業で稼げるのか? 本書ではネットショップや週末農業、ミステリーショッパー、ライター、飲食店経営などその道の成功者がこっそりと"副業の極意"を教えてくれる。

 特にネット副業に興味のある人なら、27歳で月40万の副収入を稼ぐアフィリエイターの話が面白い。激ヤセに悩む人向けに作ったPCサイトが成功のきっかけのようで、サイトに書き込むうんちくを得るために胃カメラを飲んだ話や、自身のサイトを検索エンジンの上位にランク付けするための工夫など、アフィリエイトでひと稼ぎするための実践ノウハウが豊富に散りばめられている。

 ぜひ参考にしてみたいと誰もが思わずにはいられない1冊だが、本業がおろそかにならないようにご注意を!

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