「ヒラリー」、「オバマ」 知らなきゃヤバイ若者言葉~『NHKますます気になることば 見とく知っとくナットク!』

NHK ますます気になることば
『NHK ますます気になることば』
東京書籍
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 2007年に登場した「KY」(空気読めない)など、毎年話題の若者言葉。2008年には渋谷に「神」が登場した。使い方は「マジ、神なんだけどー!」と、こんな調子。強調表現として使われる「神」は、神様のように「突き抜けてすごい」ということ。では「ヒラリー」「オバマ」は一体どんな意味で使われているかご存じ?

 文化と言葉のビミョーな関係、日本語と外国語の違いなどを説明した「NHKますます気になる言葉 見とく知っとくナットク!」は「なぜ『もも』なのに『ひざ枕』?」「ひとつよろしくの『ひとつ』って?」など、私たちの身近な「気になる」言葉の意味や由来などを教えてくれる。

「ヒラリー」「オバマ」をアメリカ大統領の人......なんて思っているようじゃ、若者にはついていけない。「ヒラリー」は「平のサラリーマン」、「オバマ」は「おばさんマニア(自分より年上好き)」のことを言うのだそう。「アイツ、ヒラリーでオバマだから結婚できないんだよ」なんて言われた日には、思わずどつきたくなるが、時事問題にも敏感に反応し、自分たちの生活に取り込んでしまう若者言葉はセンスがあって、バカにできない。むしろ若者言葉こそ、中年の私からすれば「マジ、神なんだけどー!」。

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