「CSI:」10周年記念イベント-名古屋の街中で事件発生!?~『CSI:ニューヨーク 焼けつく血』

CSI:ニューヨーク 焼けつく血 (角川文庫)
『CSI:ニューヨーク 焼けつく血 (角川文庫)』
スチュアート・カミンスキー
角川書店(角川グループパブリッシング)
860円(税込)
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 アメリカ・CBSのテレビドラマ「CSI:科学捜査班」のファンは、日本にも多いのではないでしょうか。全世界で空前のヒットを記録した「ER 緊急救命室」をしのぐ同作品は、2000年の放送開始以来、全米でも視聴率No.1のドラマ。最新科学を駆使した捜査技術で証拠を分析し、事件を解決に導くスタイルと、セットや小道具の全ては実際の捜査で使用する本物を用意し、現実主義を徹底させているリアリティなどから、放送10年目を迎える現在も高い人気を誇っています。

 あまりの人気ぶりから、アメリカ国民が現実とかけ離れた証拠の基準を抱くようになったために、「目撃証人がいるのに科学的証拠なしでは有罪判決を拒否する」など、刑事裁判における陪審員制の運営の障害になっているのではないかと論ずる検事や法学者も存在するほど。また、大学の犯罪学部、理系の一部の学部に「将来CSIになりたい」という理由で応募する学生が激増し、倍率が何十倍~何百倍にも跳ね上がったところもあるというぐらい社会現象を起こしています。

 舞台となるのは欲望渦巻く街・ラスベガス。登場するのはラスベガス市警にある科学捜査班所属の捜査官たち。その好調さを示すように「CSI:マイアミ」「CSI:ニューヨーク」と舞台を別な都市に移したスピンオフ作品も発表されています。日本語吹き替え版は角川映画により制作され、WOWOWやAXN、テレビ東京系列が放送し、シリーズのDVD化やノベライズも販売され、日本での人気も定着しました。

 この「CSI:」の放送開始10周年を迎え、記念イベントが5月29日~5月31日の3日間、名古屋で開催されます。「捜査協力を求む!」と呼びかけられた同イベントは、捜査のために事件発生現場周辺で犯人の遺留品を探しながらタバコの吸い殻、ごみ拾いを実施するというもの。5月31日の世界禁煙デーと「CSI:」という作品の内容をマッチングさせたユニークな企画です。

 そして現場には、犯人からの犯行声明が。犯人はいったいどうやって逃げたのか? 次なる犯行現場はどこなのか? そのヒントは名古屋の書店やDVDのレンタルショップで公開されているというウワサ。犯行声明を解読すると抽選で豪華商品が当たるだけに、これは名古屋中をくまなく探してみるしかない?

 ※イベントの詳細・ヒントの手がかりはこちら⇒http://csi-jp.com/

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