合コン後のメールから分かるあなたの残念度~『残念な人の思考法』

残念な人の思考法(日経プレミアシリーズ)
『残念な人の思考法(日経プレミアシリーズ)』
山崎将志
日本経済新聞出版社
893円(税込)
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 合コンに行った後、あなたはこんなメールをしたことはありませんか?
 
 「私は優しくて家庭的で、子ども好きな人が好き。あなたは私の理想の人。あなたとの運命を感じます」

 もしこのようなメールを送信したことに心当たりのある方がいたら、かなり注意が必要です。出会いの場だけでなく、就職活動等の場でも苦労するかも知れません。

 「残念な履歴書と合コン後の不快なメールには共通点がある」と話すのは、ビジネスコンサルタントで『残念な人の思考法』の著者、山崎将志さん。自身の会社でも採用活動を行っている山崎さん曰く、不採用になる履歴書には大きくわけて二つのパターンがあるといいます。

 ひとつは、複数の企業に同じような内容を送っていると思われるようなもの。もうひとつが、こちらが何を求めているのか考えていない、思いが一方通行になってしまっているようなものだそうです。

 「御社の○○事業には大きな可能性があります。私は必ずお役に立てると思います。御社とは運命を感じます」。これはまさに前述の、合コン後のメールと一緒ですよね。

 いくら相手が好きでも、この会社に入りたくても、いきなりこれでは思わず引いてしまうのが人間ってもの。「コミュニケーションには適切なプロセスが必要。相手との距離を縮めていくためには、相手に不快感を与えないこと、現在のお互いの距離を正しく測ることが重要なのである」と山崎さんは話します。

 自分は合コン後にあんなメールは送らないと思っている人でも、企業となったら別。履歴書でこんな風にアピールしてしまっている人も多いのではないでしょうか。そんな方は履歴書のチェックと一緒に、好意をよせる異性へのメールも今一度チェックしてみたほうがよいかも知れません。

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