アメリカの電子書籍サービス『Zinio』、日本へ本格参入

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 世界各国で雑誌・書籍のデジタルコンテンツを販売するアメリカの『Zinio(ジニオ)』が12月16日、ソニーと提携し日本でもサービスを開始すると発表した。

 『Zinio』は、"一度の決済でどこでも読める"「Zinio UNITY(ジニオ・ユニティー)」という独自のプラットフォームを利用し、出版社やユーザーに対し、機器にとらわれない電子書籍のあり方を提案する。

 同社のプラットフォームでは、ユーザーはコンテンツ購入の決済終了後、そのコンテンツを、Windows、Mac、Linux、iPad、iPhone、iPodTouchで楽しむことができる。将来的にはアンドロイド端末にもサービスを拡大していくという。

 日本では、『Zinio』が「Zinio UNITY」プラットフォームに対応した日本向けのアプリケーションやサービスの開発を担当。ソニーが出版社との交渉及び、デジタル化された出版物のマーケティングとプロモーションを担当する。

 すでに『Zinio』では、『GQ JAPAN』『DIME』『SPA!』『VOGUE NIPPON』といった電子書籍の販売を開始。今後『Gainer』『CREA Traveller』などの販売も予定している。他にも、インプレスジャパン、エイ出版、NHK出版、光文社、コンデナストジャパン、コンデナストパブリケーションズジャパン、小学館、世界文化社、ソニー・マガジンズ、東邦出版、扶桑社、文藝春秋、毎日コミュニケーションズ、毎日新聞社、流行発信、といった出版各社の雑誌・書籍を取り扱って行くという。

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