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5月19日(水)

絶叫委員会
『絶叫委員会』
穂村 弘
筑摩書房
1,512円(税込)
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 やっぱり天才だなあ......と思わず声が出たのは、『絶叫委員会』穂村弘(筑摩書房)を読んでである。

「本の雑誌」の連載「続・棒パン日常」でも、いつも「うわっそう来るか」と感心することしきりなのだが、なんだろう、歌人ならではの的確な言葉選びはもちろんなのだが、人が普通気づかない、あるいは無意識に聞き流してしまうことをしっかり拾ってくるセンスが、やっぱりもう別世界の人なのである。

 といっても難しい話でなく、電車の中で読むと結構キケンな思わず吹き出してしまうエッセイであり、そういう意味では宮田珠己さんに相通じる部分があると思うのだ。

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 中央線を営業。

 今さらながら五木寛之の『親鸞』(講談社)が売れているそうなのだが、それは上巻をネット上で全文無料公開したからというよりは、そのニュースが新聞の社会面やあちこちで取り上げられたことによる広告効果のようだ。面白い。

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