6月14日(金)

  • アナリシス・アイ サッカーの面白い戦術分析の方法、教えます (小学館新書)
  • 『アナリシス・アイ サッカーの面白い戦術分析の方法、教えます (小学館新書)』
    らいかーると
    小学館
    864円(税込)
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 出張明け4日ぶりの出社。何よりも出張費の精算を済ませねばスッキリしないので、領収書やらを整理して経理の小林に提出。

 すぐに会社を飛び出し、池袋でhontoの矢部さんと「コメダ珈琲店」でランチ。名古屋で入らなかったコメダに東京で入るも、なんと大の甘党の矢部さんに渡すべく名古屋で買い求めたお土産、藤田屋の「天ぷらあんまき」を自宅に忘れるという大失態。玄関まで持っていたのに下駄箱の上に起き忘れるとは。やはり疲れているのかもしれない。

 ランチが終わったら会社に戻り、高野秀行さんの講演の依頼にやってきた八重島のSさんと打ち合わせ。実現しますように。そして私も連れていってもらえますように。それが終わると神保町にいらしていたY書店のKさんと「サンマルクカフェ」でお茶。あっという間に1日が終わる。

 夜、往来堂書店さんで行われる『投壜通信』山本貴光さんのイベントは私の疲労を心配してくた事務の浜田が立ち会ってくれるというので、お言葉に甘え帰宅するもその帰路に妻から連絡があり、息子が部活の時にサッカーボールが目にあたり激しく腫れているので病院に行って検査しているとのこと。サッカーをやっていればそんなこともあるだろうが心配は心配なので駆け足で帰る。

 自宅に着いてもまだ妻と息子は帰ってきておらず心配がさらに募るも、30分後に帰宅した息子は開口一番「腹減った」と呻き、検査の結果も問題なかったらしい。ボールをぶつけてしまった後輩が気にしているだろうと思い、すぐに息子に報告に行かせる。

『アナリシス・アイ』らいかーると(小学館新書)を読みながら、22時就寝。

6月13日(木)

 朝イチで新瑞橋の七五書店さんへ。「本の雑誌」連載「本棚が見たい」の撮影。なにげない町の本屋さんに見えるが、浜本が「すごい手が入っている」と驚くほど、きちんと本が並んでいる名店なのだった。

 その七五書店の店長Kさんとも友人の『迷う門には福来る』の著者久田さんと待ち合わせ、名古屋の本屋さんをご案内いただく......はずが、さっそく新瑞橋で迷い、その後も赤池、本山、新守山で方向を見失い、しまいには名古屋駅でも逆方向に歩み出し、まったくガイドの意味がないのであった。そして久田さんは「見えないところへ行くのは難しい」という謎の言葉を残し、雑踏に消えていく。

 午後は別行動をしていた三食命隊のメンバー、浜本と中村カメラマンと「のぞみ244号」で落ち合うとその手にはお弁当がぶら下げられているのであった。ふたりは、結局、台湾ラーメン、味噌煮込みうどん、ひつまぶし、あんかけスパゲッティと名古屋メシをほぼ制覇したのであるが、駅のホームのきしめんを食べ忘れ、新幹線のシートで名古屋再訪を誓いあっていた。

 ちなみに三食命隊のキャプテン・浜本は二泊三日の名古屋出張で2キロ太ったとは知らずに、最も気に入った名古屋メシ「あんかけスパゲッティ」の神保町出店を目論むのであった。

6月12日(水)

 朝イチで、ちくさ正文館さんへ。名古屋を、いや日本を代表する本屋さんだ。店内に入った瞬間に、あっ、本屋さんってこういうところだったと背筋が伸びる。そして棚を見れば、こんな本が出ていたのかという発見の連続。どんなに大きな本屋さんに毎日行っていても気づかぬ本がずらりと並んでいる。

 中村カメラマンに棚すべて撮ってくださいと無理難題を押し付け、私は古田さんからじっくり話を伺う。

 どうやってこういうお店、こういう棚ができていったのかと聞けば、むかしは周りの書店さんもそうだし出版社の営業マンもいっぱいものを知っていて、そういう人と話す時に失礼がないよう勉強していたし、そういう人たちからたくさん学んできたという。そうしてその頃世話になった人たちの名前をあげられたのだけれど、それは私自身もこの業界に入ってたくさんのことを学ばせてもらった先輩営業マンの方々で、古田さんはそういった人たちと酒を酌み交わし、時には旅をし、とことん話をして、本を売ってきたのである。

 私もそうやって、本を、人間らしく売りたい、と思う。

6月11日(火)

  • ご当地グルメコミックエッセイ まんぷく名古屋 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
  • 『ご当地グルメコミックエッセイ まんぷく名古屋 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)』
    森下 えみこ,大竹 敏之
    KADOKAWA/メディアファクトリー
    1,188円(税込)
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    honto

「本の雑誌」の巻頭グラビア「本棚が見たい」の取材同行のため発行人浜本、カメラマンの中村さんとともに東海地方へ。新幹線に乗り込むと早速撮影の打ち合わせかと思いきや、浜田から渡された『まんぷく名古屋』(KADOKAWA)を手に食事に就いての激論が始まる。「これ二泊三日で昼夜朝昼夜朝昼じゃ足りないですね」「誰が一日三食って決めたんだよ」さすが〈三食命隊〉の二人。

 田原市で書店さんと蔵書家の本棚を撮影し、夕刻名古屋へ。SNSを見ていると何やら多くの出版営業マンが名古屋に来ており、もしやみんな本棚の撮影なのかと思ったら、取次店さんの集まりがあったらしい。もう一軒撮影に行くという〈三食命隊〉の面々と別れ、私は営業へ。

 22時過ぎ、〈三食命隊〉からこれから晩御飯に台湾ラーメンを食べに行くから一緒に行こうと誘われるものの、21時以降の食事は控えているので断る。「つまらない胃袋のやつだ」と罵られる。

6月10日(月)

 通勤読書は書店員さんの熱意によって奇跡の復刊となった『黄落』佐江衆一(新潮文庫)。

 私小説の傑作といってもいいような著者、佐江衆一氏による両親の介護を記した作品だが、あまりに赤裸々で生々しく、しかしだからこそ心えぐられ、おそらくきっと数年後には私にも襲いかかってくる現実なのであろう。もちろん自分自身も介護される側になる可能性も大なわけで、果たしていったい私はその現実を乗り越えられるのだろうか。

 先週末に飲み会で会った、生まれた時から営業の才能に恵まれているような営業マンの話が脳裏から離れず。日帰り出張でとんでもない冊数の受注を手にし、また各書店さんの経営者とも昵懇の様子。歳も同じなのにどれもこれも私にはできないことばかり。結局、自分は最も自分に向いてない仕事に就いてしまったのだろうと思う。

 嘆いていても仕方ないので、心の中にその営業マンの顔を浮かべながら本日から営業に勤しむ。

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