12月11日(水)代々木オリンピックプール
夜、書店員さんたちとBリーグを観に、国立代々木競技場第一体育館を訪れる。
ここに最後に来たのは、まだ代々木オリンピックプールと呼ばれていた1991年10月30日のことだ。尾崎豊の最後のライブとなる「TOUR 1991 BIRTH ARENA TOUR 約束の日 THE DAY」の最終日に、20歳の私は親友のシモザワと魂を吸い取られたのだった。そして次のアルバムでの日本武道館のチケットを手にした頃、尾崎豊は71曲の歌を残し、この世を去ってしまった。
会場に入ると、どうしてもあの日の尾崎の姿を思い出してしまう。
Bリーグにはヤジも罵声も憤りも怒りもなく、私が日頃過ごしている埼玉スタジアムのゴール裏とはまったく対極のものだった。平日の夜でありながら8500人の人たちが集い、非常に楽しそうに観戦していた。令和のエンターテイメントをみる。