7月9日(月)

 家に帰るまでが遠足です、という言い方があるけれど、朝から30度を超える猛暑になると、会社に着いたら勤務終了です、と言いたいところ。

 そんな暑さの中、「本の雑誌」最新号(2018年8月号)が出来上がり、定期購読者分が社内へ納品となる。納品となる、と書いたところでビルの前に横付けされた製本所のトラックから会社のある5階まで運ぶのは自分たちであり、本の雑誌社のブルーカラー代表、私と浜田が台車に積んで何度も往復す。

 正真正銘、出来たてホヤホヤ。シャワーを浴びて着替えたい。浦和美園に建設予定の新社屋にはシャワー完備。フットサルコートも完備。もちろんDAZN鑑賞用の大型モニターも完備。

 昼、座談会収録後、日陰を辿りながら営業。街が白い。

★  ★  ★

 西日本豪雨により犠牲となられた方々におくやみ申し上げます。また被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げます。本や雑誌を平穏無事に読める日常が一日でも早く戻ることを心よりお祈り申し上げます。

6月28日(木)

 今日も暑い。ハンカチを手に外回り。

 汐留のB書店F店長さんを訪問。南行徳のグループ書店から移られた後、初対面。電通の入るビルらしく、広告・メディアの本がよく売れるそうだけれど、「外からのお客様も増やしたい」ととても前向きな売り場作りをされており、うれしくなる。誠実に、一冊でも多く本を届けることを性分としている書店員さんのひとり。

 終業後は、〈疫病神シリーズ〉第7弾、黒川博行『泥濘』(文藝春秋)を買い求めて帰宅。日本代表戦が始まるまで読む。

 試合が始まるとなぜか新潮社の編集者A氏からメッセンジャーが止まらず。日本代表の話でなく、本を編むことについて。いい話だけれど、今はそれどころじゃない。

6月27日(水)

 センスのいいものはセンスのいい人しか買わない。
 おしゃれなものはおしゃれな人しか買わない。

 昨日の商談から得た教訓。

 白い。世界が白い。
 まだ6月だというのに容赦なく照りつけてくる太陽。
 どんな暑さでも外を廻る営業。
 ふらふら。

 恒川光太郎『滅びの園』(KADOKAWA)読了。
 自分が知っている恒川光太郎とはかなり違うような気がするけど(『夜市』『雷の季節の終わりに』『秋の牢獄』『草祭』ぐらいまでは読んでいた)、なんだか筒井康隆や眉村卓みたいですごく面白かった。

 宇宙から〈未知なるもの〉がやってきて地球に取り憑き、プーニーという謎の生命体が襲ってくる。
 はじめはほわほわファンタジーなゆるゆるの展開で読むのをやめようかと思ったりもしたのだが(それも実は意味があった)、2章から怒涛のSFワールドに突入し、ページをめくるたびにこちらの想像を軽く凌駕する展開が待ち受けており、一気読み。人間ドラマもしっかり描かれており大満足。これは恒川光太郎の著作を辿り読みしなければならない。

 深夜、ドイツ対韓国の戦いに大声を上げてしまい、怒られる。いや、これは声を出さざる得ないだろ。

6月26日(火)

 ふつうに出社すれば電車は遅れず。9時出社。窓を開けると爽快な風が抜ける。机を拭きコーヒーを淹れて、しばし風にあたる。

 午前中、ブッククラブについて調べる。昼前に茗渓堂の坂本さんが来社。42年前、できたばかりの「本の雑誌」を手に目黒さんが飛び込み営業して以来のお付き合いが続く。こちらの代が変わっても変わらずに可愛がって頂けることに深く感謝。

 昼、見本出しのため上京されていた140Bの青木さんが来社。青木さんがジャジャジャーン♪と見せつけた新刊『鳥瞰図!』が素晴らしく、「これ、いいっすねえ!」と思わず声を上げてしまう。ランチはお決まりの近定。青木さんはおののく量の「日替わり定食」をぺろり。

 午後、販路を広げるため、異業種の納入先を訪問。行くまではかなりドキドキしていたのに、扉を開けたらなんとかわいい犬がお出迎え。しかも会社で飼ってるのでもなく、経営者の飼い犬でもなく、社員の方が連れてきているらしい。我が社よりルーズで素晴らしい。そして大変親切に教えていただき、非常に有意義で楽しい時間を過ごす。楽しすぎてつい転職を申し出てしまう。

 その後、書店さんを営業し、直帰。

 恒川光太郎『滅びの園』(KADOKAWA)を読む。
 アルゼンチン対ナイジェリアの観戦に備えて11時就寝。

6月25日(月)

  • ロスト・シティZ 探検史上、最大の謎を追え
  • 『ロスト・シティZ 探検史上、最大の謎を追え』
    【著】デイヴィッド・グラン
    NHK出版
    9,006円(税込)
  • 商品を購入する
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 家を早く出ると必ず電車は遅れる。本日は特にひどい遅延で結局会社に着いたのはいつもより遅い9時40分。まあ急いでいるわけでもないのでいいんだけれど。

 週末に書いておいた『ノモレ』の感想を日誌にアップし、その他諸々、ネット原稿の更新準備をする。週末の間に届いていた返品了解書に目を通しFAX。印刷会社に「本の雑誌」8月号発注。『無脊椎水族館』のPOPの発送準備。手紙2通をしたためる。

 日本代表を応援している宮田珠己さんに連絡を入れると、2度追いついてかなり価値ある引き分けだったのに本田の緩慢な動きに納得いかない様子。「あれはジャイアント馬場なんですよ」と教えてあげる。

 13時、今朝頂いた『無脊椎水族館』の追加注文分をもって、新宿の紀伊國屋書店さんに直納。幸先よし。

 その後、新宿の本屋さんを訪ねていると、地下通路で古本屋ツアー・イン・ジャパンの小山力也さんと遭遇。「どちらへ?」「そこへ」と指差された先は、新宿駅西口広場恒例の古本祭り。本日が初日とのこと。いつもなら営業そっちのけで探書するところなのだが、小社出版物の著者でもある小山さんの前で堂々とサボるわけにもいかず、泣く泣く、営業を続ける。

 その後、今年初の猛暑(32度)の中、銀座、東京へ移動し、照り返しのきついアスファルトの上を汗を拭きながら歩き続ける。

 夕方、帰社。自販機で購入した炭酸水(WILKINSON)をがぶ飲みしつつ、新しく入ってきた助っ人学生に大学入試の仕組みを訊ねる。娘が高校3年となり来春にはどうやら大学受験をするらしいのだけれど、その仕組みがまったくわからず困っていたのだ。大いに助かる。

 19時、退勤。秋葉原で途中下車して、「良品週間」最終日の無印良品へ。チノパン2本を買い求む。

『ノモレ』に触発され、積ん読の地層から掘り起こした『ロスト・シティZ 探検史上、最大の謎を追え』デイヴィッド・グラン(NHK出版)を読む。どうして今まで読んでこなったんだろう(きっと「ブラッド・ピッドが映画化権取得」という帯コピーのせい)と後悔するほど面白い。

 22時、イラン対ポルトガル、スペイン対モロッコに備えて就寝。

 青山ブックセンター六本木店さんは本日で閉店。

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