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10月18日(火)

待ち伏せ街道―蓬莱屋帳外控
『待ち伏せ街道―蓬莱屋帳外控』
志水 辰夫
新潮社
1,728円(税込)
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夜去り川
『夜去り川』
志水 辰夫
文藝春秋
1,749円(税込)
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 昼、いつもどおり営業。
 中井の伊野尾書店さんを訪問するが、残念ながらお出かけ中とのことでチラシのみを渡して、高田馬場へ。高田馬場のBIGBOXでは恒例の古本市が開催されており、レジには「本の雑誌」11月号で「突発的古書店主座談会/古本屋の時代が来たぞ!」に登場いただいた古書現世の向井透史さんがいらっしゃった。

 そういえばこの人生相談を特集した号と、7月に出版した沢野ひとしの『山の帰り道』がここのところ売れていてうれしい限り。

 なんだかお客さんが途切れず向井さんもお忙しそうなので挨拶はせず、芳林堂さんへ。こちらの文芸担当Nさんも大変忙しそうだったので、新刊2点をご案内しただけで、すぐお店を後にする。「空気を読む」という言葉は大嫌いだが、営業に大切なのは相手の気持ちを察し、行動するということだと思う。

 通勤読書は『待ち伏せ街道 蓬莱屋帳外控』志水辰夫(新潮社)。
 飛脚が主人公のこのシリーズは、そのストリーだけでなく、道が出来上がっていった様子や物がどのように運ばれていたか、あるいはその街道沿いで人がどのように暮らしていたかがさり気なく、しかし克明に描かれているので、二重に楽しめる作品だ。

 志水辰夫に関して言うと、今年は傑作長編『夜去り川』(文藝春秋)も読めたので大満足の一年だった。

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