7月12日(金)
- 『ドキュメント 深海の超巨大イカを追え! (光文社新書)』
- NHKスペシャル深海プロジェクト取材班,坂元志歩
- 光文社
- 972円(税込)
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- 『まだまだ酔ってません 酒呑みおじさんは今日も行く (双葉文庫)』
- 大竹 聡
- 双葉社
- 617円(税込)
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通勤読書は、『ドキュメント 深海の超巨大イカを追え!』NHKスペシャル深海プロジェクト取材班+坂元志歩(光文社新書)。
深海に住む超巨大なイカ、ダイオウイカの世界初の動画を取るため10年に及ぶ取材の記録。テレビで見た時の興奮を思い出す。できればダイオウイカ以上に感動的だった「大海原の決闘 クジラ対シャチ」も本にしてもらえないだろうか。
午前中、渋谷のK書店さんへ『謎の独立国家ソマリランド』を直納。こちらの担当の書店員さんとはもう10年以上の付き合いなのだけれど、「本の雑誌社の本をこれだけ売ったのは初めて。本当にうれしい」と言われ、本が売れることはもちろんだけれど、これまでの営業や本の雑誌社の本づくりが間違っていなかったんだと思え、涙があふれそうになる。
いったん会社に戻り、昼食。
時間がないので、すぐ近くの中華料理屋「康楽」で、五目やきそばを頼むとひとつ隣の席から声をかけられる。
そこでは東京堂書店のFさんが冷やし中華を食べていた。「神保町は狭いっすね」と笑っていると、私とFさんの間の空いていた席にお客さんが座り、Fさんとの会話もそこで終了と思いきや、隣の席でタンメンを頼んだのは青土社の営業エノ君であった。神保町、狭すぎやしないか。
エノ君はタンメンを食べつつ、Fさんから新刊の追加注文とイベントの了承を得るという凄腕ぶりを発揮。
午後から「本の雑誌」9月号の取材のため、神楽坂の校閲・校正専門会社「鴎来堂」へ。
取材を終えてから、またもや『謎の独立国家ソマリランド』の直納へ。阿佐ヶ谷のS書店では、店長のMさんから「いやあ助かった。在庫が3冊になっちゃって三連休で売り切れるところだった。ありがとう!」と感謝される。いやいやとんでもない。売り逃したくない一心で直納しているのです。
夜、『まだまだ酔ってません』(双葉文庫)の大竹聡さんから電話。
「♪ハッピー、バースデー、痛風 ♪ハッピー、バースデー、痛風」
「なんですか、人が痛がっているのに」
「いやあ、久しぶりに大爆笑したよ。今から生ビールとレバーでも食いにいかない?」
「どっちも痛風に一番悪いものですよ」
「大丈夫だよ、オレは世界でただ一人、痛風を完治させた男だから」
そういえば小学校に入学する時、母親から「友だちは100人作らなくていいから、ちゃんと選びなさいよ」と言われたのだった。どこかで失敗したらしい。