10月1日(火)
深酒した翌日ほど早く出社しろと教えてくれたのは、本の雑誌社に転職する前に働いていた出版社の先輩だった。
「酒飲んで遅刻すると単なるだらしない奴になっちゃうからな。きちんと出社すればあんなに飲んだのに会社に来て真面目だって思われるだろう。そう思ってもらえたら後は外出して山手線を何周してもかまわないから」
思えばあの会社は、水曜日以外毎日深酒するという素晴らしい会社だった。
というわけで眠い目をこすりながら出社。二次会の司会をした浜本、受付をしてくれた浜田や小林や松村もきちんと出社。ただひとり東京會舘、オーレオーレで飲みまくり食いまくり続けた宮里だけが、日が高くなった頃やってきた。
とりあえず会社に着たので、あとは山手線へ。