2月13日(木)
- 『巡礼 (新潮文庫)』
- 橋本 治
- 新潮社
- 529円(税込)
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- 『昭和の子供だ君たちも』
- 坪内 祐三
- 新潮社
- 1,944円(税込)
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「本の雑誌」3月号の入江敦彦さんによる「橋本治の10冊」に刺激され、『巡礼』(新潮文庫)を読む。
今まで橋本治はときたま目にする評論がイマイチ自分の感覚と合わず敬遠してきたのだけれど、小説であるこの『巡礼』は、変にビターでもスイートでもなくそれでいて深く考えさせられるもっとも読みたかったタイプの小説で、独特な文体に慣れてからは一気に読み進んだ。これはある一家が、ゴミ屋敷になるまでの家族小説であるけれど、坪内祐三さんの『昭和の子供だ君たちも』(新潮社)に通ずる昭和歴史小説でもある。
『定食と古本ゴールド』の見本ができあがってきたので、朝から取次店さん廻り。
明日は雪が降るというので早めに帰ってランニング8キロ。
ここ半年以上巣食っていたブルーな気分の原因をついに突き止める。