9月28日(月)
- 『孤独のグルメ2』
- 久住 昌之
- 扶桑社
- 994円(税込)
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昨日観た『レザボア・ドッグス』の衝撃で遅くまで眠れず、まったくの睡眠不足。南浦和駅発の始発電車の列に並び、席を確保するものの、うとうとと目をつぶるとまぶたの裏側に数々シーンが蘇り、やはり眠れない。
眠るのを諦め、こちらも映画の衝撃覚めやらぬ『トレインスポッティング』アーヴィン・ウェルシュ(角川文庫)を読み始める。
クスリ漬けの若者を描いた青春群像だが、映画同様の傑作。小説のほうがよりシビアなシーンが続くものの、なぜか身近な存在というか、自身に置き換えられる気分になっていく。クスリ漬けのどん詰まりの生活も仕事に追われた暮らしもたいして違わないのかもしれない。
『百歳までの読書術』の電話注文多数。礼状一通。
某所へ直納。この大きなターミナル駅には駅周辺の商業ビルにそれぞれ本屋さんが入っているのだけれど、リニューアルされるたびに女性化が進み、なんだか営業に向かうのも気恥ずかしくなっていく。自社の本も場違いな感じがして気後れしてしまう。
数年前までおじさんたちが肩を並べて趣味の本やらノベルスやら人文書やらを買っていた売り場は、女性誌や実用書に圧倒され、おじさんたちは雲散霧消。いったいあの、おそらく毎月たくさん本や雑誌を購入していたであろうおじさんたちはどこへ行ってしまったのか。
まさに待望という文字がふさわしい新刊、『孤独のグルメ2』久住昌之・谷口ジロー(扶桑社)を購入し直帰していると娘から電話。号泣しているので何ごとかと思ったら、嵐のコンサートのチケットが当たったらしい。それは泣くだろう。
これにて女性しかいないプレ販の列に私が並ぶという苦行からも開放。万歳!