岩波新書『武蔵野をよむ』刊行記念 赤坂憲雄トーク&サイン会 120年前の「武蔵野」から、いまの武蔵野へ

文学史に名を刻む、国木田独歩の「武蔵野」。120年前に発表されたこの短篇(岩波文庫にしてわずか28頁)は、明治末から大正にかけて一世を風靡しました。時を経て、いまはこの作品を読む人も少なくなっているのではないでしょうか。ですが、明治の才人が時代の感性を凝縮させた名文は、現代にあっても清新、豊饒で、多くの発見をもたらしてくれます。

多摩地区に育った赤坂憲雄さんは、東北学を掲げ、東北を歩き、東北を考えつづける一方で、楕円のもう一つの中心のように、故郷の武蔵野について思いをめぐらせてきました。そして、このたび、独歩の日記や、古地図、植生、水利等の資料を駆使して「武蔵野」を徹底的に読みこみ、『武蔵野をよむ』という一冊にまとめられました。

テクストを読むことは快楽だと、赤坂さんは言います。読むことの冒険性、可能性を、存分に感じさせてくれる、『武蔵野をよむ』。本書の刊行を記念して、独歩の「武蔵野」の舞台の一つでもある、現在の武蔵野市にて、トークイベントを催します。

武蔵野を考えることで見える、東京、そして日本の姿がありそうです。独歩とその「武蔵野」の先に、武蔵野学のはじまりを予感しながら、武蔵野でお会いしましょう。


赤坂憲雄(あかさかのりお)
1953年、東京都生まれ。東京大学文学部卒。学習院大学教授・福島県立博物館館長。東北学を提唱し、1999年に雑誌『東北学』を創刊。2007年『岡本太郎の見た日本』(岩波書店)でドゥマゴ文学賞・芸術選奨受賞。『異人論序説』(ちくま学芸文庫)、『境界の発生』(講談社学術文庫)、『東西/南北考』(岩波新書)、『遠野/物語考』(荒蝦夷)、『震災考』(藤原書店)、『性食考』(岩波書店)など著書多数。

開催日時 2018年11月3日(土) 18:30開場19:00スタート
会場 武蔵野商工会議所5階 第1第2合同会議室
参加方法

ブックスルーエ一階カウンターないしはお電話にてお申し込みください。0422(22)5677までお願いいたします。
ご来場前に参加費1000円をブックスルーエ一階カウンターにてお支払いいただきます。
トーク終了後のサイン会ご参加の方は、ブックスルーエで『武蔵野をよむ』を購入のうえご持参ください。

入場料 1,000円
定員 42名
問い合わせ先

0422(22)5677 ブックスルーエ担当花本