椋橋彩香『タイの地獄寺』(青弓社)刊行記念トーク&サイン会 都築響一×椋橋彩香「なぜ私たちは地獄に魅せられるのか?」

カラフルでキッチュなコンクリート像がこれでもかというほど立ち並ぶ異色のスポット、それがタイの地獄寺です。「珍スポット」「B級スポット」として知られますが、椋橋彩香さんはこのたび、83の地獄寺を実際に訪ねて、美術や宗教などの側面から地獄寺を体系的に1冊にまとめました。

写真集『HELL――地獄の歩き方〈タイランド編〉』でタイの地獄寺をいち早く紹介した写真家・編集者の都築響一さんをゲストにお招きして、タイの地獄寺の不思議な魅力や地獄寺を取り巻くタイの宗教や風俗、美術表現としての面白さなどを縦横に語っていただきます。

タイの地獄寺を高い熱量でディープに語り合う対談です。ぜひお越しください!


登壇者の略歴
都築響一(つづき・きょういち)
1956年、東京都生まれ。1976年から86年まで「POPEYE」「BRUTUS」で現代美術・建築・デザイン・都市生活などの記事を担当する。89年から92年にかけて、80年代の世界現代美術の動向を包括的に網羅した全102巻の現代美術全集『アートランダム』を刊行。以来、現代美術・建築・写真・デザインなどの分野で執筆活動、書籍編集を続けている。著書・写真集に『圏外編集者』(朝日出版社)、『ヒップホップの詩人たち』(新潮社)、『HELL――地獄の歩き方〈タイランド編〉』(洋泉社)など多数。2012年から有料週刊メールマガジン「ROADSIDERS'weekly」(http://www.roadsiders.com/)を配信中。

椋橋彩香(くらはし・あやか)
1993年、東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科で美術史学を専攻、タイ仏教美術の地獄表現を研究テーマとする。2016年、修士課程修了。現在、同研究科博士後期課程在籍。タイの地獄寺を珍スポットという観点からだけではなく、様々な社会的要因が複合して生まれたひとつの「現象」として、また地獄表現の系譜で看過することができないものとして捉え、フィールドワークをもとに研究を進めている。

開催日時 2018年11月8日(木) 18:30開場19:00スタート
会場 武蔵野商工会議所5階 第1第2合同会議室
参加方法

ブックスルーエ一階カウンターないしはお電話にてお申し込みください。0422(22)5677までお願いいたします。
ご来場前に参加費1000円をブックスルーエ一階カウンターにてお支払いいただきます。
トーク終了後のサイン会ご参加の方は、ブックスルーエで『タイの地獄寺』を購入のうえご持参ください。

入場料 1,000円
定員 42名
問い合わせ先

0422(22)5677 ブックスルーエ担当花本