代官山 蔦屋書店に人気翻訳家の田口俊樹先生が二度目の登場!
今年翻訳人生40年を迎える先生が、ご自身の仕事とともにこの40年の翻訳ミステリー界の状況を振り返ります。さらにこのイベントは、田口先生の最新翻訳であるドン・ウィンズロウ著『ザ・ボーダー』(ハーパーコリンズ・ジャパン刊 上巻1399円税込み、下巻1429円税込み)の刊行記念となります!
グアテマラの殺戮から1年後、アート・ケラーはDEA長官としてワシントンD.C.にいた。宿敵であるシナロア・カルテルの首領アダン・バレーラの死は、拷問やレイプや殺人が支配する血みどろの日々の終結を、長きにわたる麻薬戦争の終結をもたらすはずだった。が、ケラーは自分が間違っていたことを知る。メキシコ各地で勃発する麻薬商(ナルコ)新世代の抗争、SNSで拡散される残虐映像、アメリカ国内に続々流入する新種のヘロイン......王の死は、混沌と破滅というパンドラの箱を開けただけだった。
国境、人種、性別、階級、法のこちら側とあちら側、あらゆる境界/限界(ボーダー)を超えた騙し合いと殺し合いのなか、ケラーはアメリカ政財界とメキシコの巨額ドラッグマネーが絡んだ極秘シンジケートの存在に気づき、ある決断を下す――。
トークのお相手は、『ザ・ボーダー』の巻末解説を手掛けたミステリー評論家の杉江松恋さんです。スリリングな対話にご期待ください!
店内でのイベントです。一時間ほどのトークのあとサイン会となります。チケットは、トークのみ参加できる券と、書籍をお買い上げいただきトーク後のサイン会にも参加できる券がございます。下記参加方法をお読みください。
<プロフィール>
ドン・ウィンズロウ(Don Winslow)
数々の賞を受賞し高い評価を受ける世界的ベストセラー作家。『犬の力』『ザ・カルテル』『野蛮なやつら』『フランキー・マシーンの冬』(以上KADOKAWA)『ダ・フォース』(ハーパーBOOKS)といったベストセラー作を含め、これまでに20冊を上梓。『野蛮なやつら』がオリヴァー・ストーン監督によって映画化されたほか、『犬の力』『ザ・カルテル』『ザ・ボーダー』の三部作はTVドラマシリーズ化が決定している。私立探偵、テロ対策トレーナー、法律事務所のコンサルタントとして働いた経歴を持つ。現在はカリフォルニア州とロードアイランド州に暮らす。
田口俊樹(Toshiki Taguchi)
英米文学翻訳家。早稲田大学文学部卒業。おもな訳書にドン・ウィンズロウ『ダ・フォース』(ハーパーBOOKS)、ローレンス・ブロック『八百万の死にざま』、デイヴィッド・ベニオフ『卵をめぐる祖父の戦争』(以上、早川書房)、ダシール・ハメット『血の収穫』、(東京創元社)、ハーラン・コーベン『偽りの銃弾』(小学館)、ボストン・テラン『その犬の歩むところ』(文藝春秋)など。
杉江松恋(Mckoy Sugie)
1968年東京都生まれ。慶應義塾大学卒業。国内外のミステリーから文芸、ノンフィクションまで幅広く書評、評論活動を展開。おもな著書に『読み出したら止まらない! 海外ミステリー マストリード100』 (日経文芸文庫)、『路地裏の迷宮踏査』(東京創元社)、『ある日うっかりPTA』(KADOKAWA)『絶滅危惧職、講談師を生きる』(神田 松之丞氏との共著、新潮社)など。
開催日時 | 2019年8月23日(金)19:00~ |
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会場 | 代官山 蔦屋書店 1号館2階イベントスペース |
参加方法 | 2019年7月2日(火)朝7時より、代官山 蔦屋書店 1号館1階レジカウンターもしくはお電話にて、ご予約を承ります。 『ザ・ボーダー』の当店での発売日は7月13日(土)です。イベント当日以前に店頭にて本付きのご参加券ピックアップをご希望の方は7月13日(土)以降でお願いいたします。オンラインストアでお申込みの方も、発送は7月13日(土)以降となります。ご了承ください ・参加券はお一人1枚とさせて頂きます。ご購入後に「トークのみ」「書籍付き」の券のタイプを変更することはできません。ご注意ください。 |
入場料 | 50名 |
問い合わせ先 | 03-3770-2525(営業時間内の問い合わせとなります。 |