書籍の中でご紹介している作らない句会を体験していただきます。堀本裕樹さんが先人の作った俳句の作家名を明かさずに並べ、名久井直子さんと参加者が選句。大勢に選ばれた句から読み上げて公開選評（これがとても楽しい！）。自分で作らないのでお気楽にご参加ください。カリスマブックデザイナー・名久井直子さんに本書の装丁のお話もしていただきます。お楽しみに！

対象書籍：『NHK俳句　ひぐらし先生、俳句おしえてください。』（NHK出版・本体1300円＋税）7月20日頃発売予定

・書籍はお持ち込み可。
・筆記用具（ボールペンなど）をご用意ください。
・作らない句会後、サイン会を開催いたします。

＜書籍の紹介＞
「あ！見たか、もずく君！　いま、赤椿と白椿が同時に落ちたやろ？　これを見とうて庭に植えてたんや」
「はい？　僕は鰆【さわら】とわらびの余韻に浸ってました」
「アホ！　済んだ食事に浸ってるひまがあったら眼前を見んかい。河東碧梧桐【かわひがしへきごとう】の写生の名句〈赤い椿白い椿と落ちにけり〉が、いま目の前で起こったんや」
「すみません。先生、シャセイって何でしょうか？」（「もずく君、写生について考える」より）
先生と弟子のほのぼのとした問答による、物語仕立ての俳句入門書。二人の会話に耳を傾けることで、俳句を理解できるようになります！　そして読み進むと、私たちの周りには四季にまつわる季語があふれていることにも気づかれることでしょう。

＜著者の紹介＞
1974年、和歌山県生まれ。國學院大学卒。俳句結社「蒼海」主宰。「ＮＨＫ俳句」2016、2019年度選者。第2回北斗賞、第36回俳人協会新人賞を受賞。著書は、句集『熊野曼荼羅』、又吉直樹との共著『芸人と俳人』、穗村弘との共著『短歌と俳句の五十番勝負』など多数。
公式サイト　http://horimotoyuki.com/