グーグルエディション、今冬サービス開始へ

文・写真=新文化編集部

グーグルエディション、今冬サービス開始へ
グーグルブックスは、書籍の購入促進に効果的と佐藤氏

7月6日に開催された「電子書籍を考える出版社の会」の分科会で、グーグルの佐藤陽一マネージャーが説明した。アメリカでは今夏に同サービスをスタートさせる。
現在、グーグルとパートナープログラム契約を結んでいる出版社は世界で3万社を超え、グーグルブックス登録書籍は200万タイトル以上となっている。日本の出版社の登録数は非公開だが「今後ますます増える」と佐藤氏は話している。
グーグルブックスとは、書籍全文をウェブ検索の対象とし、テキストの一部を無料で閲覧できるサービス。出版社とグーグルとでパートナープログラム契約を結んで行う。グーグルエディションとはグーグルブックスの延長線上のサービスで、閲覧制限を課金によりはずし書籍全文を読むことができるというもの。購入した書籍はクラウド上に用意する個人書棚に格納され、いつでもどこからでも読むことができる。
書籍の希望小売価格、公開するタイミングは出版社が決める。出版社側の利益配分比率は個々の契約で異なるが、最低ラインで販売額の半分以上が出版社側に設定される。

新文化オンラインへ

« 前の記事TOPバックナンバー次の記事 »