丸善、日中間の電子コンテンツ流通で方正と提携

文=新文化編集部

丸善と方正が9月2日に発表。まずは10月上旬をめどに日本の電子コミックの中国語版200タイトルを、中国で携帯電話を通じて販売する。両社の業務提携は丸善が日本のコンテンツを、方正が中国のコンテンツを集め、互いを通じて日中で独占的に販売するというもの。合弁会社の設立も視野に入れている。

取り扱うコンテンツは学術・一般書・コミックなど電子書籍全般と電子ジャーナル・データベースなど。3年後には中国で販売する日本のコンテンツは50万タイトル・年間売上87億円(コミック47億円、学術・一般書40億円)、日本で販売する中国のコンテンツ(学術・一般書)は14億4000万円を目指す。丸善の小城武彦社長は「国をまたいだコンテンツ流通にチャレンジする。民間ベースのひとつの成功事例にしたい」と語った。

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