第147回芥川賞、鹿島田真希『冥土めぐり』、直木賞に辻村深月『鍵のない夢を見る』

文・写真=新文化編集部

第147回芥川賞、鹿島田真希『冥土めぐり』、直木賞に辻村深月『鍵のない夢を見る』
会見にのぞんだ鹿島田さん(右)と辻村さん

7月18日、東京・築地の新喜楽で芥川・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が行われ、芥川賞に鹿島田真希さん『冥土めぐり』(河出書房新社)、直木賞に辻村深月『鍵のない夢を見る』が選ばれた。
鹿島田さんは、98年に文藝賞を受賞しデビューし、3度の候補を経ての受賞。三島由紀夫文学賞、野間文芸新人賞に続き、純文学系の新人賞3冠となった。受賞会見では、「苦節14年。ぜひこの作品で受賞したかった」と喜びをあらわした。辻村さんは04年にデビューし、2度の候補を経て受賞。「これからも次の新刊が楽しみな作家になりたい」と抱負を語った。
賞金は各100万円。贈呈式は8月中旬、都内で行われる。

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