トーハン、12月から書店店頭で電子書籍販売を開始

文=新文化編集部

店頭販売システム「c-shelf」を開発し、電子書籍の「買い物カード」を陳列して、読者に紙の本とともに告知。読者はそのカードをレジにもっていき代金を支払う。配信会社を通じて電子書店からダウンロードできる引換券を手渡す。スタート時はコミックを中心に7万点を揃え、年内に10万点の規模にする。これまでの電子書籍はクレジットカードによる決済で未成年は利用できなかったが、現金や図書カードでも購入できるようになる。

書店はパソコンとカラープリンターがあればコストはかからず、「書店マージンは20%程度」。トーハンの鵜澤吉記執行役員(デジタル事業部長)は「書店が参画できるスキームをつくることで、出版社の電子事業が活性化なると思う」と話している。

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