作家ら7人、再び自炊代行業者を提訴

文=新文化編集部

作家・漫画家の7人は11月27日、書籍の自炊代行業者7社およびその代表個人を相手取り、原告作品のスキャニング行為の差し止めと損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。原告は浅田次郎、大沢在昌、永井豪、林真理子、東野圭吾、弘兼憲史、武論尊の7氏。
原告らは昨年9月、スキャン事業社に対し質問状を送付。被告7社のうち4社は無回答、1社は「注文があった場合には今後も引き続き行う」と回答した。また、2社は「スキャンしない」と答えていたが、現在、7社ともに原告作品の受注スキャンを継続しているという。
原告の7氏は昨年12月にも、自炊代行業者2社に対してスキャン事業の差し止め訴訟を起こしており、実質勝訴している。

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