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人生激場
三浦しをん (著)
【新潮文庫】
税込500円
2006年8月
ISBN-4101167532
>> Amazon.co.jp
>> 本やタウン
久々湊 恵美
評価:★★☆☆☆
これがまたホントーにごくごく普通生活を描いたエッセイ。
全編に渡って、オタクチックでものすっごいミーハー話が満載。
中でもやたらと胸毛にこだわるのがおかしい。好みのタイプは胸毛で判断している。そこが着目点かよ!ってなもんで。
でもなあ。エッセイとしては個人的にあまり好きになれなかったのです。
パラパラとめくっているうちに、あ、終わっちゃった。という感じ。
サラリと書かれているようで、何だかオチをつけましょ、っていうようにも見えて読んでいてしんどい部分もあったかも。
そこはちょっとスルーしているうちに終わっちゃったのかな。読みやすい文章であったのも確かなんだけれど。
ちょっとあけっぴろげすぎて下品な印象も。まあ人の生活なんてこんな下卑た風味なんだけど。
それにしても、あけっぴろげ=親しみやすい、ではないのでは。
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松井 ゆかり
評価:★★★★★
祝・直木賞受賞!最近のご活躍に、デビュー当時からのファンである自分も目頭を押さえる日々だ。
さて、エッセイのおもしろさには定評のある三浦さんだが、この本は比較的どなたにでも自信をもっておすすめできる作品だ。なんといっても初出誌が「週刊新潮」ですから。ほら、媒体によってはオタク度が高過ぎたりボーイズラブ魂全開だったりというエッセイもあるんで(そうは言っても、胸毛の話とか祖母に聞く“昔の避妊具事情”とか、やっぱ特殊か。それに全開ではないにしても、やっぱりオタク話やBL関係の話題もちょっとあったな…。でも三浦エッセイを読み慣れた今となってはおとなしい内容に思われる)。あ、それに前回のワールドカップの話題なんかが載っててタイムリーといえばタイムリーだ(4年ずれてるが…)。
えーと、先ほどの自信もやや揺らいできたが、おもしろいことには変わりなし!
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西谷 昌子
評価:★★★★☆
ほかの人なら見逃してしまうようなこと。いや、正確に言えば、ちらっと意識にのぼらせるけれども、言語化するまでもないのでそのまま忘れてしまうような思い。そんな思いをつかまえて、筆者の色で染め上げて「どうぞ」と差し出してもらったようなエッセイだ。
例えばCMに突っ込みを入れたり、友人のお茶目な喋りに気を留める。サッカー選手に妄想をふくらませ、道端で出会った人に思いを巡らす。こんな風に毎日、いろんなことに突っ込みながら生きていけたらどんなに楽しいだろう、と思うのだが哀しいかな、自分のような平凡な人間にはこんな才能はない。だからこのエッセイを読んで、彼女の目線を共有すると、当たり前だった世界がとたんに面白おかしくなる。そんな威力を持ったエッセイだ。
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島村 真理
評価:★★★☆☆
三浦しをんというのは、考え方とか生活態度とか趣味嗜好が自分と似てて近しい人だと前々から思っていて、今でもそう思う。私と彼女の作品との出会いは実はこの「人生激場」からなのでした。再読でしたが、またまた笑ってしまった!!一本取られて気分でくやしい。
これは、「週刊新潮」に連載されていたエッセイをまとめたもの。おじ様を意識して仁丹ネタからスタートしたものの、やっぱり身近というか手近なところで、個人趣味的なところで盛り上がってておもしろい。でも、男の胸毛へのラプソディーとか、シーマンやカーンへの熱烈な愛情とか、一方的なマニアックな話を聞かされたりして、たぶん大半を占める男性読者の方の反応はどうだったのでしょう。気になります。
なによりも残念なのは、現状の追記とかが少なかったこと。せっかく文庫版にもなったのだから、もう少し書き足して頂戴よ!このぉ、怠惰な女め!
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浅谷 佳秀
評価:★★★☆☆
元気のいい気取らない文章で、たわいもないけど小気味良い内容。ただ微妙に私とはノリが合わないというか、笑いのツボを外しているところがなくもなかった。女性のお笑い芸人が、ネタを躁状態でしゃべりまくってすべっている感じというか。何となくだが、こういうノリは女性には受けるんじゃないかなと思う。彼女のエッセイの面白さは、男脳で理解するのにはあんまり向いていないような気がする。
が、かくの如くいささか独りよがりなノリではあっても、読者を楽しませようという気概はビンビンに伝わってくる。乳パッドが水着からはみ出ているのをダイビングのインストラクターに見られただの、一昔前の避妊具についてお祖母さんに根掘り葉掘り訊いてみただの、身体を張ったようなネタでがむしゃらに笑いを取りにくる作家魂には敬服せずにはいられない。やはり直木賞を受賞されるだけのことはある。また小説を書くのに、主役級の登場人物の名前を決めるのに死力を尽くすあまり、脇役の名前が適当になるという話は興味深かった。
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荒木 一人
評価:★★★★★
平凡な出来事を、妄想であっと言う間に異次元に飛ばしている様なエッセイ集。全編突っ込み所満載だが、面白く読める。真面目すぎる人は読まない方がいい。(著者に、きれる恐れがあるので)公共の場で読むのは御勧め出来ない。(どんなタイプの人でも、どこかでは必ず爆笑するので) 読後感は、「まー よく、そんな事思いつくなぁ」。
笑えるのは、ファーストガンダムのくだり。好きなのは、救助犬のJ子。あまり書くとネタバレするので大きく割愛。
しをん女史が、不思議な感性を持っているのか? それとも、乙女心は皆この様なモノなのだろうか? 日常のどうでも良い様な事を、面白おかしく解釈し、絶妙の文筆力で書き上げた絶品モノをどうぞ。右も左もわからない、私もうろうろ(笑)
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水野 裕明
評価:★★★☆☆
エッセイって世代が同じとか、面白いと思う事柄が似ているとか、同じような食べ物が好きとか、何か共通点がないとなかなか面白く読めないものだと思っていたのだが、この作者は女性で、若くて、しかも直木賞作家なのに面白く読めてしまった。週刊新潮に連載されたものをまとめたものなので、続けて読むと短いページ数で話が変化しすぎてなかなかに読みづらいので、寝る前にちょこちょこと呼んでいると楽しかった。サッカーワールドカップのシーマンについて書かれたあたりはそう面白いとは感じなかったが、日常の生活や旅の話は読んでいてニヤッとしてしまったり、うなずいたりばかり。本当にこの作者は若い女性なのだろうか?大きな勘違いをしていて実は男性のオヤジ作家なのでは?と思ってしまうほど。このざっくばらんさが受けるのだろうか?でも読み続けていると週刊新潮連載ということで、ちょっと無理してオヤジ風にしているのかな?とも感じたりして……。
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