恋人の携帯メールをチェックするのは常識!?~『常識人の99%は非常識である 』

常識人の99%は非常識である (扶桑社新書)
『常識人の99%は非常識である (扶桑社新書)』
内山 安雄
扶桑社
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 格差婚といわれた藤原紀香と陣内智則。藤原紀香の知人コメントによると、離婚のきっかけは「彼女が陣内の携帯をチェックしたことで、何人もの女性と関係を持っていたことがバレた」から。

 また、タイガー・ウッズの件も、エリン夫人が夫の携帯電話を黙ってチェックしたことが発端になっています。その結果、1人2人といったレベルではなく、両手でも数えきれない女性との浮気が次々と明るみになりました。

 エリン夫人がやったことは、アメリカ社会では完全な掟破り。しかし、あまりに浮気相手が多くて、そっちに目がいってしまい、タイガーを含め世間も夫人のやったことを責めるまでにはいたりませんでした。

 「あなたは他人の携帯電話をチェックしていますか?」

 第一生命経済研究所が16~29歳の男女を対象に調査したところ、「恋人や配偶者のメール履歴をチェックしたことがある」と答えた人が31.3%もいました。また、メールの盗み見は既婚者に多いということも明らかに。未婚者は20.0%にすぎないのに、既婚者の実に63.8%がチェック経験ありと答えています。

 さらに細かく男女別で見ていくと、男性が15.5%にすぎないのに対して、女性は37.7%が内緒でメールをのぞいています。また、年齢が上になればなるほど、メールの無断チェック経験者の割合が増していくのだとか。

 『常識人の99%は非常識である』の著者・内山安雄氏が専門家に聞いたところ、日本でも手紙などの信書を断りもなく開封して読むのは犯罪行為にあたるが、携帯電話に関しては明確な刑法的処罰規定がまだないとのこと。

 しかし、勝手に携帯メールを読んだりすると、プライバシーを侵害したとして民事で損害賠償を請求されても文句はいえないそうです。親しい相手だがらといって、黙って携帯メールを読んでいる人は気をつけた方がいいかもしれません。

 それでも、あなたはまだ恋人や配偶者の携帯メールをチェックしますか?

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