ここ15年ほど注目されている"コモンズ"という考え方。
そもそもどの領域から生まれ、どのような経緯をへて現在に至るのか、
さまざまな時代・分野でオルタナティブとして注目されてきた「コモンズ」の思想について紐解きます。
【ゲスト】
著者プロフィール
山本眞人 (やまもと まひと)
1947年 長野県生まれ
1971年 需要研究所入所
1995年 需要研究所代表取締役
主な著作物
1982年 『都市型中小企業の新展開』(清成忠男氏他との共著、日本経済新聞社)
1987年 「若者の考え方と行動」(総合研究開発機構『1990年代 日本の課題』第25章)
1992年 石垣市『石垣市の産業・流通・交流発展のために』フィールドワーク/報告書作成
1996年 ウェブサイト『宮沢賢治の宇宙』編集長
1999年 『インターネット共創社会---野のネットワークに向けて』(光芒社)
2011年 『宇宙卵を抱く 21世紀思考の可能性』(B・M・FT出版部)
2019年 『西表島・紅露工房シンフォニー 自然共生型暮らし・文化再生の先行モデル』(石垣昭子氏との共著 地湧社)
<刊行書籍の案内>
『コモンズ思考をマッピングする ポスト資本主義的ガバナンスへ』
発行:BMFT出版部
著者:山本眞人
定価:2,600円+税
発売:2022年8月6日
四六判・410頁
ISBN:978-4990489588
資源・環境の生態系危機、情報化・デジタル化、そこで進行している「新たなエンクロージャー」。これに対抗するさまざまなコモンズ活動が、今、起きています。
生態的コモンズ、都市的コモンズ、デジタルコモンズの先端的な活動は、E.オストロムなどコモンズ研究者とD.ボリアーたちコモンズ活動家・ジャーナリストが協力し、横断的にネットワーク化しています。
そこでの先端的な活動事例をできるだけ具体的に紹介、それらの相互関連を解読し、「新たなエンクロージャー」と「コモンズの復権」の間のヘゲモニー争いとして明らかにしています。
ラテン・アメリカを中心にした連帯経済と欧米を中心にしたフリーソフト・オープンソフト運動といった2つの代表的なコモンズ活動が2008年以降の合流し、末端からのボトムアップ的な社会改革のモデルが生まれつつあります。
本書では、こうしたコモンズ活動の動態を具体的に描き、出現しつつある「ポスト資本主義的ガバナンス」を読みとっています。
開催日時 | 2022年10月27日(木)19:00-20:30 |
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会場 | Youtubeオンライン配信 |
参加方法 | https://youtu.be/gK98Mi8FY8U |
入場料 | なし |
関連URL | https://peatix.com/event/3383465/view |
問い合わせ先 |