『建築家による「日本」のディテール モダニズムによる伝統構法の解釈と再現』の書籍の刊行を記念して、著者である建築史家の青柳憲昌氏、帯に推薦文を寄せられている同じく建築史家の倉方俊輔氏と、建築家で構法を専門とされている門脇耕三氏によるトークイベントをオンライン開催します。
明治時代以降の近代日本の建築界では、「日本的なものとは何か?」という問いが繰り返されてきました。そこでは、急激な近代化に揺れる日本人のアイデンティティーの所在と、日本の建築文化継承の是非が問われていました。
戦後、丹下健三、吉田五十八、篠原一男ら著名な建築家たちは、西洋由来のモダニズムと、「日本的なもの」との間で葛藤しつつ、「日本の伝統構法」を自ら解釈したうえで、それを現実の設計条件下で独自の意匠として表現しました。
その葛藤の痕跡は残された彼らの建築作品や設計図に見ることができます。
本書は、12人の建築家による28作品の図面から、そうした思考の痕跡を「ディテール」を通して読み解いてみよう、という試みです。
今回は、本書についてご紹介いただくほか、今なぜ改めて「日本的なもの」が注目されているのか?や、いくつかの著名な建築を例に「日本的」とされるディテールなどについて、建築を専門としない方でも楽しんでいただけるようざっくばらんにトークいただきます。
【スピーカー】
青柳憲昌(あおやぎのりまさ)/『建築家による「日本」のディテール 』著者
建築史家。立命館大学准教授。
倉方俊輔(くらかたしゅんすけ)/建築史家。大阪公立大学教授。
門脇耕三(かどわきこうぞう)/建築家。明治大学准教授、アソシエイツ株式会社・一級建築士事務所パートナー。 明治大学出版会編集委員長。
【書籍について】
『建築家による「日本」のディテール モダニズムによる伝統構法の解釈と再現』
発行:彰国社
著者:青柳憲昌
定価:3,740円(本体3,400円+税)
発売:2023年9月
A4 144ページ
ISBN:978-4-395-32196-4
より詳しい内容はPeatixをご覧ください。
https://peatix.com/event/3789851/view
開催日時 | 2024年 1月26日 (金) 19:00 - 20:30 |
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会場 | オンライン配信 Zoom ウェビナー/YouTubeLive |
参加方法 | URL(以下より直接ご視聴ください) YoutubeLive:https://youtube.com/live/HQZWzoh0IJ8?feature=share |
入場料 | 無料 |