2月4日(水)
- 『手』
- 山崎 ナオコーラ
- 文藝春秋
- 1,337円(税込)
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藤沢へ向かう車中で何気なく読み出した『手』山崎ナオコーラ(文藝春秋)が、あまりに素晴らしく、早く着かないかなという思いが、いつまでも着かないでくれに変わる。
特に表題作の新聞のラテ欄を作る配信会社に勤める私と恋人といいきれない同僚、そして不倫でもないおじさんの関係性を描いた「手」が、現代の、強く交わることを恐れる人との微妙な距離感を浮き彫りにしていて素晴らしい。傑作!
しかしこの「日本のロリコン文化を批評する、新しいファザコン小説がここに誕生。」という帯はどうなんだろう。この短編集はそんなレベルのものか?
★ ★ ★
藤沢には、昨年12月にジュンク堂書店がオープンしているのだが、私は今回が初訪問。まだ私が知るジュンク堂さんにはほど遠いが、これから「らしさ」を出していくのだろう。元々あった有隣堂さんは、売り場を拡張し、2階に文具、3階にコミック王国がオープンしているし、BOOK EXPRESSさんも、キレイにリニューアルされていた。
戸塚の有隣堂さんは、レジに行列ができるほど混んでいて、とても担当者さんに声をかけられない。うーん、これだけ本が売れてくれたら出版不況も脱出できるのに。
そこから一路、川崎へ。こちらも駅ビルの有隣堂さんが改装されていて、ラゾーナにある丸善さんとは対照的にゆったりしたレイアウトに変更されていた。
特に表題作の新聞のラテ欄を作る配信会社に勤める私と恋人といいきれない同僚、そして不倫でもないおじさんの関係性を描いた「手」が、現代の、強く交わることを恐れる人との微妙な距離感を浮き彫りにしていて素晴らしい。傑作!
しかしこの「日本のロリコン文化を批評する、新しいファザコン小説がここに誕生。」という帯はどうなんだろう。この短編集はそんなレベルのものか?
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藤沢には、昨年12月にジュンク堂書店がオープンしているのだが、私は今回が初訪問。まだ私が知るジュンク堂さんにはほど遠いが、これから「らしさ」を出していくのだろう。元々あった有隣堂さんは、売り場を拡張し、2階に文具、3階にコミック王国がオープンしているし、BOOK EXPRESSさんも、キレイにリニューアルされていた。
戸塚の有隣堂さんは、レジに行列ができるほど混んでいて、とても担当者さんに声をかけられない。うーん、これだけ本が売れてくれたら出版不況も脱出できるのに。
そこから一路、川崎へ。こちらも駅ビルの有隣堂さんが改装されていて、ラゾーナにある丸善さんとは対照的にゆったりしたレイアウトに変更されていた。