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2月6日(金)

尾道坂道書店事件簿
『尾道坂道書店事件簿』
児玉憲宗
本の雑誌社
1,728円(税込)
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 出来たばかりの『尾道坂道書店事件簿』の見本を持って、取次店を回る。予想より早く終わったので、ジュンク堂書店新宿店にいる地方小出版流通センターのKさんに連絡入れ、売り場で落ち合う。

「いいしょ?」と見せられたのが、6階の地方出版物で展開されていた「春夏秋冬叢書」のフェアである。正直いってその装丁を見ただけで惚れてしまったのだが、『火の見櫓慕情』や『浜道紀行』など私の好きなテーマが多数そろっていて、思わず「全部ちょうだい!」と言いそうになる。

 残念ながら1冊3000円ほどするので、これから毎月1冊買っていくことにしたが、私同様にこの叢書に惚れたのが、フェアを担当しているMさんだ。なんとMさん愛知県豊岡市の出版社まで押し掛け、絵はがきや『伝統に生きる職人達』で紹介されている和蠟燭などを個人で仕入れ(!)、ジュンク堂に卸し、販売しているというから驚いた。

 本にしても、フェアにしてもまだまだ私の知らないことばかり。やっぱり本屋さんを回るのは楽しい。

 夜は、古い付き合いの出版営業マンや書店員さんと酒。取次店T社のTさんが「再来年はJ1で闘いましょう」と握手をしてきたのであるが、Tさんは長崎出身のVファーレン長崎サポであった。今年地域リーグからJFLに昇格したチームで、なんだかこういうのはうれしいではないか。

 というわけでこっちがJ2に落ちて来年闘ったりして......なんて恐ろし冗談を言いつつ、夜遅くまで酒。これもまた楽しい。

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