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4月22日(水)

うちのまる ~養老孟司先生と猫の営業部長
『うちのまる ~養老孟司先生と猫の営業部長』
有限会社 養老研究所
ソニー・マガジンズ
1,512円(税込)
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きりこについて
『きりこについて』
西 加奈子
角川グループパブリッシング
1,404円(税込)
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 先日訪問した浦和の紀伊國屋書店さんでは、『うちのまる 養老孟司先生と猫の営業部長』有限会社養老研究所(ソニーマガジンズ)がロングセラーで売れていると話していたが、顧問目黒が興奮していた猫小説『きりこについて』西加奈子(角川書店・4月末刊)を会社に届いていたゲラで読んだのだが、目黒のいうとおり傑作であった。西加奈子独特の文章と、IQ740のラムセス2世(猫)がたまらなく愛おしい。

 朝、会社に出社し、メールチェックなどした後、デザイナーさんのところへ。

 6月刊行で進めている爆笑酒飲みエッセイ『今夜もイエーイ!』大竹聡著の装丁の打ち合わせ。酒飲みといえばこの人だろうと呉事務所を訪問したわけだが、「酒とつまみ」も知っているし、大竹さん行きつけのロックフィッシュにも入り浸っているようで、こちらがイメージを伝える前にどんどん酒飲みのイメージでまとまっていき、うれしいかぎり。

 東京駅の大丸地下街で、「たい焼き 鉄次」というのを発見し、突如たい焼きマニア化している私は当然食す。こちらのたい焼きは完全オートメーション化されており、窓ガラス越しに「全自動たい焼き機」が見えるようになっている。

 たい焼きマニアの師匠A氏は「たい焼きには『天然』と『養殖』があるの知ってますか? 『天然』は一枚一枚の型で焼くやつで、一気に5枚10枚焼いているやつが『養殖』なんですよ」と言っていたが、これはいったいなんと呼べばいいんだろうか。バイオたい焼きだろうか。たしかに形もタイというよりはまん丸だし。

 北千住の紀伊國屋書店さんを訪問するとHさんが山盛りの児童書を抱えて、売場を移動していた。本や雑誌は重いので書店員さんも大変だ。

 文芸書(小説)がなかなか売れない話。この後訪問した松戸の良文堂でも同様の話。そんななか文庫は前年を越えているとかで、そりゃあこれだけ文庫化が早くなったら文庫を待つだろう。伊坂幸太郎、森見登美彦、万城目学、有川浩あたりは、単行本でも売れる作家か。

 さーて、どうしたもんか。

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