5月1日(金)
- 『荻窪風土記 (新潮文庫)』
- 井伏 鱒二
- 新潮社
- 473円(税込)
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会社のホワイトボードを見ると、29日からがゴールデンウィークで本の雑誌社は休暇になっているが、昨日は私以外が全員出社し、本日は私とタッキーが出社している。昨年も思ったのだが、いったいこのホワイトボードは何のためにあるのだろうか。七夕の短冊と一緒で願いを書くのだろうか?
「浦和レッズが楽しいサッカーで優勝しますように」
通勤読書は『荻窪風土記』井伏鱒二(新潮文庫)。営業マンとしてはこのような記述がとても気になる。
「その頃、新宿紀伊国屋の店頭で、『文芸都市』は月に4冊か5冊くらい売れていたが、左翼文芸雑誌『文芸戦線』は百冊配本のうち一箇月で百冊近く売れていたようだ。同じ左翼文芸雑誌でも『戦旗』の読者は素早くて、この雑誌は配本されると同時に発禁になるのを知っているから、配本を待ちかねて紀伊国屋へ買いに来た。百冊配本されて即日百冊売切れになった」
火を吹く怪獣浜田も、大声で叫ぶ浜本も、あちこちにぶつかって悲鳴をあげる松村もおらず、静かな社内でデスクワークが捗る。
『尾道坂道書店事件簿』の3刷目が印刷会社より届く。
「浦和レッズが楽しいサッカーで優勝しますように」
通勤読書は『荻窪風土記』井伏鱒二(新潮文庫)。営業マンとしてはこのような記述がとても気になる。
「その頃、新宿紀伊国屋の店頭で、『文芸都市』は月に4冊か5冊くらい売れていたが、左翼文芸雑誌『文芸戦線』は百冊配本のうち一箇月で百冊近く売れていたようだ。同じ左翼文芸雑誌でも『戦旗』の読者は素早くて、この雑誌は配本されると同時に発禁になるのを知っているから、配本を待ちかねて紀伊国屋へ買いに来た。百冊配本されて即日百冊売切れになった」
火を吹く怪獣浜田も、大声で叫ぶ浜本も、あちこちにぶつかって悲鳴をあげる松村もおらず、静かな社内でデスクワークが捗る。
『尾道坂道書店事件簿』の3刷目が印刷会社より届く。