7月7日(水)
- 『ひそやかな花園』
- 角田 光代
- 毎日新聞社
- 1,620円(税込)
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企画会議。
しかし私の頭の中は、オランダ対ウルグアイの美しいシュート映像が回り続けていた。ああいうシュートが打てるようになりたい。
それにしても興奮のまま徹夜し5キロ走るのはちょっとムチャだったかもしれない。
有楽町のS書店さんを訪問すると、担当のKさんから「今度出る角田光代の新刊はすごいよ!」と教えられるが、その話題はすでに10人以上の書店員さんから聞いており、しかも多くの人があの角田光代の、いや現代小説においても最高傑作のひとつである『八日目の蝉』(中央公論新社)より良いというのだ。
いったいどんだけすごい小説なのだ、『ひそやかな花園』(毎日新聞社)。
その後、茗荷谷のブックスアイさんを訪問すると、楽しみにしていた「いつもの夏じゃつまらない!お宝文庫これぞ発掘本常夏の100冊」フェアが始まっていた。
こちらは、いわゆる夏のフェアを開催している大手文庫(新潮文庫、角川文庫、集英社文庫、講談社文庫、文春文庫、幻冬舎文庫)を除いた文庫のなかから、ブックスアイの店員さんのほか出版社の方や北上次郎さんや永江明さんが選んだ文庫が並んでいるのである。
「面白い文庫がいっぱい並んでいてうれしいし、すごい売れているんだよ」
と話されるのは担当のKさんで、こちらの茗荷谷店と根津店で同時開催しているそうだ。
それにしても相変わらずこのお店は面白く、店に入ったら本を買わずに出るなんてとても出来ないし、たった30坪程度のお店で、これほど発見のあるお店もないだろう。そういえば、以前とある書店員さんをこちらのお店に連れていったら「奇蹟ですね」と感動していたのであった。