1月5日(水)
- 『KAGEROU』
- 齋藤 智裕
- ポプラ社
- 1,512円(税込)
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- 『くじけないで』
- 柴田 トヨ
- 飛鳥新社
- 1,028円(税込)
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- 『謎解きはディナーのあとで』
- 東川 篤哉
- 小学館
- 1,620円(税込)
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- 『オシムの言葉 (集英社文庫)』
- 木村 元彦
- 集英社
- 669円(税込)
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- 『引き裂かれたイレブン ~オシムの涙~ [DVD]』
- アルバトロス
- 4,104円(税込)
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あけましておめでとうございます。
今年も「本の雑誌」および単行本、そして「炎の営業日誌」をよろしくお願いします。
★ ★ ★
年末に6歳になった息子が、ストーブの前に座る私に膝に乗り、目を真っ赤にしていた。
「パパ、会社行かないで」
この一週間、とことん一緒になって遊んだため、淋しいようだ。
「ダメだよ。会社には社長という怪獣と浜田という化物がいるんだよ。パパ会社に行かなかったら食べられちゃうよ」
「そんなワルモノは、ぼくがやっつけてやるよ」
できることならやっつけて欲しい。
★ ★ ★
息子が泣こうが、私が泣こうが仕事は始まる。
そして零細出版社には、試運転する時間もない。
早速書店さんに向かい、年始の挨拶とともに2011年の営業活動がスタート。
年末年始に売れた本をうかがうと、落ち着いたとはいえ未だにどんな小説よりも売れている『KAGEROU』齋藤智裕(ポプラ社)、年末のNHKの特集番組で再ブレイクした『くじけないで』柴田トヨ(飛鳥新社)、テレビCMが始まった『謎解きはディナーのあとで』東川篤哉(小学館)あたりだそうだ。
久しぶりに書店員さんが在庫確保の悲喜こもごもを語る姿を見た気がするが、それにしてもテレビの衰退が叫ばれるなか、その影響力が落ちないのはどういうことなんだろうか。
ちなみに私は年末にフジテレビで放送された「私たちの時代 奥能登・石川県立門前高校 女子ソフトボール部3年間の記録」に号泣してしまった。
★ ★ ★
年末年始の朝日新聞の工藤公康や岡野雅行の記事を読み、40代の仕事への意識というか生き方について考えされた。30代後半から、なんとなく惰性や諦めや言い訳ばかり増えていたような気がするし、営業も続ければ続けるほどごまかしや先入観が多くなって足を踏み出せなくなっていたのだが、そういう自分にすっかり飽き飽きしたので、社長と浜田とやっつける前に自分と戦おうと決意したのであった。
そういうわけで本日は『オシムの言葉』木村元彦(集英社文庫)を再再再々読。何度読んでも素晴らしいノンフィクション。前夜、友人から借りていたDVD『引き裂かれたイレブン〜オシムの涙〜』を見ていたので全ての情景が映像として頭のなかに浮かぶ。
オシムの言葉どおり、私もバーゲンで人々が溢れる新宿を疾走した。
★ ★ ★
夕方、家から電話。息子の声。
「男は泣いちゃいけないっていうけど、ぼく。泣いちゃったんだよ。パパがいなくて」
今年も「本の雑誌」および単行本、そして「炎の営業日誌」をよろしくお願いします。
★ ★ ★
年末に6歳になった息子が、ストーブの前に座る私に膝に乗り、目を真っ赤にしていた。
「パパ、会社行かないで」
この一週間、とことん一緒になって遊んだため、淋しいようだ。
「ダメだよ。会社には社長という怪獣と浜田という化物がいるんだよ。パパ会社に行かなかったら食べられちゃうよ」
「そんなワルモノは、ぼくがやっつけてやるよ」
できることならやっつけて欲しい。
★ ★ ★
息子が泣こうが、私が泣こうが仕事は始まる。
そして零細出版社には、試運転する時間もない。
早速書店さんに向かい、年始の挨拶とともに2011年の営業活動がスタート。
年末年始に売れた本をうかがうと、落ち着いたとはいえ未だにどんな小説よりも売れている『KAGEROU』齋藤智裕(ポプラ社)、年末のNHKの特集番組で再ブレイクした『くじけないで』柴田トヨ(飛鳥新社)、テレビCMが始まった『謎解きはディナーのあとで』東川篤哉(小学館)あたりだそうだ。
久しぶりに書店員さんが在庫確保の悲喜こもごもを語る姿を見た気がするが、それにしてもテレビの衰退が叫ばれるなか、その影響力が落ちないのはどういうことなんだろうか。
ちなみに私は年末にフジテレビで放送された「私たちの時代 奥能登・石川県立門前高校 女子ソフトボール部3年間の記録」に号泣してしまった。
★ ★ ★
年末年始の朝日新聞の工藤公康や岡野雅行の記事を読み、40代の仕事への意識というか生き方について考えされた。30代後半から、なんとなく惰性や諦めや言い訳ばかり増えていたような気がするし、営業も続ければ続けるほどごまかしや先入観が多くなって足を踏み出せなくなっていたのだが、そういう自分にすっかり飽き飽きしたので、社長と浜田とやっつける前に自分と戦おうと決意したのであった。
そういうわけで本日は『オシムの言葉』木村元彦(集英社文庫)を再再再々読。何度読んでも素晴らしいノンフィクション。前夜、友人から借りていたDVD『引き裂かれたイレブン〜オシムの涙〜』を見ていたので全ての情景が映像として頭のなかに浮かぶ。
オシムの言葉どおり、私もバーゲンで人々が溢れる新宿を疾走した。
★ ★ ★
夕方、家から電話。息子の声。
「男は泣いちゃいけないっていうけど、ぼく。泣いちゃったんだよ。パパがいなくて」