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1月17日(月)

サッカープレーヤーズレポート 超一流の選手分析術
『サッカープレーヤーズレポート 超一流の選手分析術』
小野剛
カンゼン
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世にも奇妙なマラソン大会
『世にも奇妙なマラソン大会』
高野 秀行
本の雑誌社
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だいたい四国八十八ヶ所
『だいたい四国八十八ヶ所』
宮田 珠己
本の雑誌社
1,728円(税込)
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 この一年、娘の所属するサッカーチームでお手伝いコーチをしているのだが、そうなると数多ある戦術本や戦略本がどうでもよくなってしまった。どうしたら技術が身につくのか、あるいはサッカーに必要な技術とは何か、という方向に俄然興味が湧いているのである。

 そんな目で読んでも面白かったのが『サッカープレイヤーズレポート』小野剛(カンゼン)。今現在、それぞれのポジションにどんな能力を持った選手が求められているか、スター選手のどこがすごいのか、そういったものがどこから生まれてくるのか、それらが具体的に示されており、子どもたちを教えるのにも参考になる記述がたくさんあった。

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『だいたい四国八十八ヶ所』宮田珠己著と『世にも奇妙なマラソン大会』高野秀行著の編集作業が一段落し、やっと私の本業である営業に専念できるときがやってきた。

 そんななかとある書店さんのコミック担当の方と棚作りについて話をうかがう。

「棚って意外とそのジャンルに興味がない人がやった方が売上あがったりするですよね。売れている本をデータに基づいて発注して切らさないように淡々とメンテナンスして。好きな人が担当するとつい自分の趣味に走っちゃって、そこに合わないお客さんは買いづらくなっちゃうんでしょうね。8割客観、2割主観ぐらいがちょうどいいバランスかなあ」

 その8割客観は、当然そのお店お店の客層によって違うそうだ。

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 我が最愛の小説家のひとり西村賢太氏が、芥川賞を受賞!

 候補作になる前から「苦役列車」が絶対受賞すると騒いでいたので、何件かの書店さんから「おめでとう!」と祝福の電話が入る。私には一切関係ないのだが、涙が出るほど嬉しい。

 そうなのか。賞というものはその作家、作品だけが幸せになるのではなく、このようにファンや関係者を幸せにするのだ。

 本屋大賞もそういう賞になりたい。

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