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1月18日(火)

 宮田珠己さんがサイン本を作りにやってくる。
 宮田さんは初めて手にした『だいたい四国八十八ヶ所』にとても満足してくれた様子だった。本は著者の作品でありながら、商品でもあり、その辺のせめぎ合いのなか、この半年苦労して来ただけにとてもうれしい。

 あとは読者が喜んでくれるのを待つばかり。

 本の雑誌社では定期的に事務の浜田が文房具を頼んでくれているのだが、なぜか他のみんなが注文したペンだの伝票だのは届いたのに、私が以前から注文していたファイルが届かない。

「あれ? 俺のファイルは?」と尋ねると「あれ〜? どうしたんだろう、こびとかな」とかいって誤魔化している。小さないじめを積み重ね、私を追いだそうとしているようだ。負けるもんか。

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