« 前のページ | 次のページ »

3月31日(木)

高校放浪記      (角川文庫)
『高校放浪記     (角川文庫)』
稲田 耕三
角川書店(角川グループパブリッシング)
596円(税込)
商品を購入する
>> Amazon.co.jp
>> HonyaClub.com
>> エルパカBOOKS
 震災から20日。
 都内の書店さんはだいぶ日常を取り戻しつつあり、またお客さんも場所によって差はあるものの、随分とその姿を見かけるようになった。

 しかしまだ営業時間の短縮や、「一本一本確かめてどこの照明が最低限必要かチェックしたんですよ」と荻窪Y書店Mさんが話されるように節電は続いている。そして被災地の本屋さんに本や雑誌が届けられるようになるには、まだ時間がかかりそうだ。

★   ★   ★

 リニューアルされた東京堂書店ふくろう店を覗くと、Kさんから「ずいぶんよくなってきたから棚を見ていってよ!」と声をかけられる。このKさんは、私の八重洲ブックセンター時代の上司であり、その後、茗荷谷のブックスアイで話題を集め、この度の転職、そしてリニューアルで、またまた大活躍されているのであった。

 たしかにその言葉どおり、本好きなら心をくすぐられるような本が並べられており、思わず私も仕事を忘れ本を購入してしまった。ちなみにKさんの推薦は『高校放浪記』稲田耕三(角川文庫)であった。

« 前のページ | 次のページ »