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1月15日(火)

水曜日の神さま
『水曜日の神さま』
角田 光代
幻戯書房
1,728円(税込)
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卵をめぐる祖父の戦争 (ハヤカワ文庫NV)
『卵をめぐる祖父の戦争 (ハヤカワ文庫NV)』
デイヴィッド ベニオフ
早川書房
972円(税込)
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 通勤読書は、困ったときの角田光代第2弾。『水曜日の神様』(幻戯書房)。主に旅にまつわるエッセイ集。
 若い頃にひとり暮らしとひとり旅をしてこなかったことを改めて深く後悔する。

 大雪。世界最弱の電車「武蔵野線」の奇跡的な頑張りによっていつも通り出社する。感動をありがとう、武蔵野線。

 その武蔵野線に見習い、道ばたに積もる雪と凍結した歩道を見て一瞬の明日に変更しようかと考えていた『ガタスタ屋の矜持 場外乱闘篇』の取次店さんへの見本出しを頑張る。どちらの取次店さんの仕入れ窓口もガラガラだった。途中、マンガのように素っ転ぶが、本も私も無事。

 午後、校正の市村さんから戻ってきた『謎の独立国家ソマリランド』の原稿を持って、編集右腕カネコッチとともに高野秀行さんのところへ。500ページを越える大作にして図版や資料の入る原稿を前に、家を建てているような気分に。今は内装の最後の仕上げ段階。気を抜くことなく頑張る。

 夜、松戸のR書店Tさんを訪問し、『謎の独立国家ソマリランド』のゲラを届ける。

 棚一面使っていただいている『おすすめ文庫王国2013年度版』のベストテンフェアでは、1位の『卵をめぐる祖父の戦争』D・ペニオフ(ハヤカワ文庫)だけでなく、2位の『学問』山田詠美(新潮文庫)、9位の『生きていてもいいのかしら日記』北大路公子(PHP文芸文庫)、オリジナル文庫大賞の「私を知らないで」白河三兎(集英社文庫)が売れているそうだ。うれしい。

 それにしても文庫の棚は、1位帯だらけだ。

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