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2月1日(金)

とびだせ どうぶつの森 超完全カタログ
『とびだせ どうぶつの森 超完全カタログ』
ニンテンドードリーム編集部
徳間書店
1,188円(税込)
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とびだせ どうぶつの森 かんぺきガイドブック (ファミ通の攻略本)
『とびだせ どうぶつの森 かんぺきガイドブック (ファミ通の攻略本)』
週刊ファミ通編集部
エンターブレイン
1,296円(税込)
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任天堂公式ガイドブック とびだせ どうぶつの森
『任天堂公式ガイドブック とびだせ どうぶつの森』
小学館
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とびだせ どうぶつの森 ザ・コンプリートガイド
『とびだせ どうぶつの森 ザ・コンプリートガイド』
アスキー・メディアワークス
1,296円(税込)
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ニンテンドー3DSのゲーム『とびだせ どうぶつの森』を誕生日プレゼントの前借りで手に入れた娘から「攻略本を買って来て欲しい」とメールが届いた。ちょうど本屋さんで営業しているところだったので、攻略本コーナーに移動する。むむむ。するとほとんど同じに見える本が4種類、多面積み展開されているではないか。そういえば、年末に書店員さんが売れまくり!と大騒ぎしていたのはこれだったのか。

『とびだせ どうぶつの森 超完全カタログ』(徳間書店)
『とびだせ どうぶつの森 かんぺきガイドブック』(エンターブレイン)
『任天堂公式ガイドブック とびだせ どうぶつの森』(小学館)
『とびだせ どうぶつの森 ザ・コンプリートガイド』(アスキー・メディアワークス)

「超完全」と「かんぺき」はどっちが偉いのだろうか。「コンプリート」よりもやっぱり「公認」のほうが詳しいのだろうか。値段もほとんど一緒だし、しかも並べられた本はすべてシュリンクされているので、中味を確認することができない。いや、もし中味を確認できたとしても、私にはどれがいいのかわからないだろう。

 そこでつい顔見知りの書店員さんに訊いてしまったのだが、そのとき無意識に出た言葉は「どれが一番売れてますか?」だった。そして私は書店員さんが指差したある一冊を手に、レジへ向かったのである。

 そうか、こうやって人は売れている本を買うのだ。

 私は、日頃接している本や音楽では、天邪鬼な性格から売れている本というだけでその場から離れ、たくさんの人が読んでいるならもう自分は読む必要がないだろうと、棚に埋もれそうな本に手を伸ばしているのだ。

 しかし結局そんな私も門外漢のジャンルでは、一番信用できる指針が「売れている」という事実なのだった。あんなに斜に構えていたくせに......。

 まあ、だからこそ書店さんには多くのジャンルのベストテン表示をしており、その棚から本が売れ、また昨年の年末も年間ベストセラーランキングが発表されると、1位だった『聞く力』阿川佐和子(文春新書)がいちだんと売れ出したりするのだろう。

 それにしてもどんな本も初めから売れていたわけではないのだ。
「超完全」も「かんぺき」も「公式」も「コンプリート」も、みんな一斉に書店さんの棚に並んだのだ。それがなぜこのように差がつくのか。

 初めから売れている本を作る方法はないだろうか。

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