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4月17日(水)

謎の独立国家ソマリランド
『謎の独立国家ソマリランド』
高野 秀行
本の雑誌社
2,376円(税込)
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 毎日、朝イチで確認するのは、倉庫の在庫状況だ。新刊の在庫は、場合によっては一気に減っていくので気をつけなければならない。
 本日、『謎の独立国家ソマリランド』が予想していた以上にぐっと減っていた。もしこの調子で売れて行くと、残りの在庫数と増刷にかかる時間から、品切れ期間をつくらないためには、すぐにでも重版の判断しないことが判明。
 浜本の机の下にある「カンピュータ」を立ち上げ、売上予測ソフト「カエセル」で、連立売上方程式を解く。
 解答は<増刷>。三刷!

 社内で大騒ぎしているうちに「BOOK asahi.com」の「次回の読書面」が更新され、そこの一番上に『謎の独立国家ソマリランド』があることを事務の浜田が見つける。ということは今度の朝日新聞書評欄の大きいところで紹介されるということか。二重の喝采。

 営業。
 相変わらず村上春樹の新刊『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』(文藝春秋)は、ほとんどの書店さんに並んでいない。
 ハングリーマーケットを演出し話題にするという戦略があるのかもしれないが、発売前からあれだけ話題になっていたし(そうなることも予想できた)、『1Q84』の前例もあるわけで(詳しくは「本の雑誌」2009年11月号「『1Q84』24時」を)、はじめにドカンと店頭に並べた方がずっと効果的だったのではなかろうか。どう考えても売り逃しているような気もするし、本を売るどころか全国の書店さんから顰蹙を買っていてはしょうがない。もしかしたら文藝春秋の「カンピュータ」も「カエセル」もバージョンが古いのかもしれない。

 会社に戻ると『謎の独立国家ソマリランド』の注文がどどどと届いており、納品の便の関係で搬入が遅くなってしまう分は、明日直納することに。在庫置き場から本を運び出しているとなんだかにやけてしまう。

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