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2月10日(月)

月日の残像
『月日の残像』
山田 太一
新潮社
1,728円(税込)
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 昨日はあの大雪のなか出社し、サイン会。
 といっても休日出勤手当もなければ代休もなく、またお疲れさまの言葉もない。心身ともにタフでなければつとまらない。

 高野さんからメールが届いていたので返信。するとすぐ電話がかかってきたのでしばし話す。
 日本書籍出版協会「これから出る本」の頼まれていた原稿をメールで送信。

 そうこうしているうちに装丁・造本特集の「本の雑誌」3月号ができあがってきたので、先月号の古本特集にもご登場いただいた学芸大学の「SUNNY BOY BOOKS」さんに納品へ。

 5坪の、本当に小さな本屋さんだけれど、今、私がもっとも注目している本屋さんのひとつ。
 本だけでなく、店主のTさんがまるでTwitterのフォローのようにつながっていったアーティストやデザイナーの作品や雑貨、食べもの(今日はクッキーとコーヒー豆が並んでいた)などが並び、また実店舗を飛び出し様々な場所に「本屋」を展開している。

 来月にはミロコマチコさんの作品も並ぶようだが、ここはまさにTさんのタイムラインがそのままお店になったような場所だ。どうしたらこんな自由な発想でお店を構え、人と自然体でつながっていけるんだろうか。

 その後、沿線を営業し、帰社。大森望さんが打ち合わせにやってきていたのでご挨拶。

 娘の13回目の誕生日なので早めに帰る。
 無事入会することのできた嵐のファンクラブの会員証を渡すと喜び、抱きついてくる。こんなに娘が喜んだのは、3歳の誕生日にままごとのキッチンをプレゼントした時以来か。

 何度も何度も布団を引き剥がす娘に布団をかけ直しながら、夜、一編一編大切に読み進んでいた山田太一の『月日の残像』(新潮社)を読み終える。

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