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4月2日(水)

本屋大賞2014
『本屋大賞2014』
本の雑誌社
600円(税込)
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 出来上がったばかりの『本屋大賞2014』の見本を持って、取次店さんをまわる。
 発表は来週4月8日(火)だけれど、本屋大賞を始めてからこの見本出しの日が私にとっての一年の区切りになっている。市ヶ谷の桜を見ながら、11年の月日を想う。

 営業後、直帰して差別横断幕事件以来初のホーム開催となる埼玉スタジアムへ。

 いつもならスタジアムを真っ赤に染めるはずの横断幕や旗はなく、またコールリーダーも太鼓も「おい!そろそろ行こうか」もなかった。唯一残された声と手で必死に応援するも、リズムは崩れ、コールも散漫になってしまう。まるで炭酸の抜けたコーラのようだと想いながらそれでも必死に声をあげていると、浦和レッズユース上がりの18歳関根貴大がまるでメッシのようなドリブルで大宮アルディージャの左サイドを翻弄。いつの間にか眉間のシワはなくなり、自然と笑みが広がってくる。まるで2009年に同じく埼玉スタジアムで原口元気や山田直輝、永田拓也、西澤代志也といった若手が活躍、6対2で大勝し、希望に沸いたナビスコカップのようだ。

 もしこの試合が以前のような熱狂のなかで行われていたら......。
 背負ってしまった十字架の重さを噛み締めながらスタジアムを後にする。

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