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1月27日(月)

 とある書店さんを訪問すると店内は大幅リニューアル中、移動中の本が台車の上にうずたかく積まれていた。空いたスペースに新設されるのはカフェだそうだ。本と相性もいいし、イベントスペースとしても利用でき、なによりカフェの利益率は本と比べ物にならないらしい。いつの間にか雑貨とカフェは本屋さんの三種の神器になっている。

 今日、発表になった2014年の出版物の推定販売金額は過去最大の落ち込み幅前年比4.5%減だとか。確かに去年は世の中の人が突然本や本屋さんの存在を忘れ去ってしまったかのような印象を受けた一年だった。

 消費税率のアップやスマートフォンの普及が原因にあげられるけれど、要するに携帯ゲームやSNSよりも面白くないと言われているのだ。ならばすることはひとつ。それらよりも魅力的な本や雑誌を作るしかない。

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