6月17日(水)
- 『私の岩波物語 (文春文庫)』
- 山本 夏彦
- 文藝春秋
- 637円(税込)
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通勤読書は、『私の体を通り過ぎていった雑誌たち』のなかで知った『夢の砦』小林信彦や『口笛の歌が聴こえる』嵐山光三郎(ともに新潮文庫)が読みたいのだけれどともに絶版で手に入らず、たまたまボヘミアンズ・ギルドの均一棚で見つけた『私の岩波物語』山本夏彦(文藝春秋)。これが読み出すと衝撃的に面白く、ページをめくる手がとまらない。戦前からの出版社史であり、その語り口は本質を鋭くつく厳しさ。今じゃ大企業のふりをしている出版社の本来の姿があぶり出され痛快。
とても出社する気になれず、ドトールで朝読。
10時出社。あちこちにメールを送り、会議の資料を作成。10時半より企画会議。
13時、明後日金曜日にイベントをする東京堂書店のKさんと「SANKOUEN」で激辛麻婆豆腐定食を食べながら、最終確認。元八重洲ブックセンター勤務であるKさんは、私がアルバイトしていたときの師匠のひとり。これまでもずっとお世話になってきたのだけれど、最も記憶に残っているのは本の雑誌社が神保町に引っ越してきた際に、東京堂書店さんでやっていただいた「本の雑誌社が神保町にやってきた!」フェア。引越し代がでるほどの売上を記録し、大変お世話になったのである。その恩返しが、今回の40周年フェアでできると思うと感無量。
15時、おじさん三人組の取材で阿佐ヶ谷へ。1時間ほどで終了、浜本と宮里は会社に戻るが、私はそのまま西荻窪の今野書店さんと吉祥寺のブックス・ルーエさんに直納に向かう。
そのブックス・ルーエさんでキン・シオタニデザインの布製ブックカバーを購入。絶対欲しかったのだ。
その後、営業、直帰。