« 2015年8月 | 2015年9月 | 2015年10月 »

9月29日(火)

  • Ready for the Flood
  • 『Ready for the Flood』
    Olson, Mark,Louris, Gary
    New West Records
  • 商品を購入する
    Amazon
    HMV&BOOKS
  • CONSOLERS OF THE LONELY
  • 『CONSOLERS OF THE LONELY』
    THE RACONTEURS
    WB
  • 商品を購入する
    Amazon
    HMV&BOOKS

 Mark Olson&Gary Louris「Ready for the Flood」を聴きながら出社。
 通勤読書は小川洋子『琥珀のまたたき』(講談社)。没頭。

 紀伊國屋書店新宿南店さんに『百歳までの読書術』と『ベストセラーなんかこわくない』を直納し、そのまま営業していると、九州の書店員さんから上京しているとメール。すぐ会社に戻り、お話。

 事務の浜田は早上がりして神宮球場へ。いつの間にか巨人から宗旨替えしヤクルトファンになっていた彼女はファンクラブにも入会し、今日と10月1日のチケットを持っているらしい。羨ましい。

 帰宅後ランニング7キロ。走り終えるとTBSラジオで今日から復活した「元春レイディオ・ショー」が始まる。好きなメディアは、ラジオ→雑誌→新聞→テレビ→ネットの順。そして本屋さんはラジオに近いと思っている。早速、オン・エア曲からTHE RACONTEURS「CONSOLERS OF THE LONELY」を購入。

9月28日(月)

 昨日観た『レザボア・ドッグス』の衝撃で遅くまで眠れず、まったくの睡眠不足。南浦和駅発の始発電車の列に並び、席を確保するものの、うとうとと目をつぶるとまぶたの裏側に数々シーンが蘇り、やはり眠れない。

 眠るのを諦め、こちらも映画の衝撃覚めやらぬ『トレインスポッティング』アーヴィン・ウェルシュ(角川文庫)を読み始める。

 クスリ漬けの若者を描いた青春群像だが、映画同様の傑作。小説のほうがよりシビアなシーンが続くものの、なぜか身近な存在というか、自身に置き換えられる気分になっていく。クスリ漬けのどん詰まりの生活も仕事に追われた暮らしもたいして違わないのかもしれない。

 『百歳までの読書術』の電話注文多数。礼状一通。

 某所へ直納。この大きなターミナル駅には駅周辺の商業ビルにそれぞれ本屋さんが入っているのだけれど、リニューアルされるたびに女性化が進み、なんだか営業に向かうのも気恥ずかしくなっていく。自社の本も場違いな感じがして気後れしてしまう。

 数年前までおじさんたちが肩を並べて趣味の本やらノベルスやら人文書やらを買っていた売り場は、女性誌や実用書に圧倒され、おじさんたちは雲散霧消。いったいあの、おそらく毎月たくさん本や雑誌を購入していたであろうおじさんたちはどこへ行ってしまったのか。

 まさに待望という文字がふさわしい新刊、『孤独のグルメ2』久住昌之・谷口ジロー(扶桑社)を購入し直帰していると娘から電話。号泣しているので何ごとかと思ったら、嵐のコンサートのチケットが当たったらしい。それは泣くだろう。

 これにて女性しかいないプレ販の列に私が並ぶという苦行からも開放。万歳!

9月22日(火)

  • レスラー [DVD]
  • 『レスラー [DVD]』
    ミッキー・ローク,マリサ・トメイ,エヴァン・レイチェル・ウッド,ダーレン・アロノフスキー
    Happinet(SB)(D)
  • 商品を購入する
    Amazon
    HMV&BOOKS

 朝起きた瞬間、心にぽっかり穴が開いていた。その穴を覗きこむと奥の方に「神保町」という文字がうっすら見えた。シルバーウィークで三日ほど神保町に行っていないので禁断症状が現れたようだ。

 神保町といえば会社。もしやこれはいわゆるひとつのワーカーホリックというなのではなかろうか。これでは昨日観た映画「トレインスポッティング」のヘロイン中毒の若者レントンと変わりないではないか。レントンはヘロイン中毒から抜け出すのに苦労していたわけだが、私も仕事中毒に罹っていた場合、どのように中毒から抜け出せばいいのだろうか。

 とにかく心の穴を埋めるべく神保町に向かい、もしや私はワーカーホリックではなかろうと心配しつつ会社の扉を開けると、突然しゃみが止まらなくなる。はーっくしょん、はーっくしょん、はーっくしょん。

 身体が拒絶反応を示している。どうやら私はワーカーホリックではなかったようだ。単なる神保町もしくは本屋及び古本屋中毒だったのだ。

 というわけで半分は祝日休業の古本屋街を散策する。
 小宮山書店のガレージセールにて『秘境ニューギニア』NHK海外取材班(日本放送出版協会)、『ブータン横断紀行』桑原武夫編(講談社)、『画と文 四國遍路』宮尾しげを(鶴書房)を3冊500円で購入。澤口書店ではまるで引き寄せたかのように『相撲を見る眼』尾崎士郎(ベースボールマガジン社/200円)を手にする。今週金曜日、両親を連れて大相撲を観戦するのだ。

 ちょうどそのとき三省堂書店のUさんからメールが届いたのでランチを共にする。

 その後、浦和の古本屋を流しつつ、ツタヤでまたもやレンタル。

 昨日観たのは「トレインスポッティング」「仁義なき戦い 広島死闘篇」「八日目の蝉」「ショーシャンクの空に」。本日借りたのは「レスラー」「仁義なき戦い 代理戦争」「インファナル・アフェア」。

 帰宅後、何気なく「レスラー」を観始めるも一気に引きこまれ、エンディングで心臓が止まるかと思うほど感動する。

9月16日(水)

「BOOK asahi.com」の「次回の読書面」が更新されるとすぐに紀伊國屋書店新宿本店さんから『百歳までの読書術』の注文が入る。

 書店の代表でもある紀伊國屋書店新宿本店さんであるけれど、なぜずっと先頭を走っていられるかといえば当然売るからである。ではなぜ売れるのかといえば仕入れるからであって、毎回、その「仕入力」には驚かされる。情報収集、スピード、タイミング、部数、何もかも的確。

 というわけで助っ人学生とともに直納に向う。
 これで在庫は空っぽ。重版は25日出来。なにも紀伊國屋書店さんを優先して出荷しているわけではないのだ。おそるべき仕入力。

9月15日(火)

  • 真説・長州力 1951-2015
  • 『真説・長州力 1951-2015』
    田崎 健太
    集英社インターナショナル
    2,090円(税込)
  • 商品を購入する
    Amazon
    HonyaClub
    HMV&BOOKS
    honto

 通勤読書は田崎健太『真説・長州力』(集英社インターナショナル)。

 プロレスはリングの上よりもリングの下の戦いのほうがすごいということか。長州力の評伝というよりは、長州力を通して見たプロレス業界について多く描かれている。それはまるで政治(家)の世界のようだ。そういえばプロレスラーから政治家になる人が多いのは、そういうことなのか。

 営業のち鴎来堂&かもめブックスの柳下さんと新連載の打ち合わせ。

 夜は本屋大賞の会議。13回めの準備が始まる。

9月14日(月)

  • ブラス! [DVD]
  • 『ブラス! [DVD]』
    ピート・ポスルスウェイト,ユアン・マクレガー,タラ・フィッツジェラルド,マーク・ハーマン
    アミューズソフトエンタテインメント
  • 商品を購入する
    Amazon
    HMV&BOOKS

 この週末に観た映画は、「ジョゼと虎と魚たち」「フル・モンティ」「ブラス!」の3本。「ブラス!」が別格。

 イギリスの閉鎖にゆれる炭鉱の楽団を描いた映画なのだが、最後は足元から沸き立つ「誇り」に胸が熱くなりすぎ、拳を握って号泣してしまった。音楽も素晴らしく「THIS IS 映画」って感じか。できたばかりのマイ・フェイバリット映画リストに登録。

 先週重版したばかりの『百歳までの読書術』の在庫があっという間に乏しくなってしまい、またもや重版をかけているのだが、さらなるパブリシティ情報が飛び込んでくる。印刷所にあわてて連絡を入れ、重版部数を上乗せ。

 もちろん売れ残りというリスクはあるのだけれど、売り逃しという最大のリスクに比べたらここは勝負のしどころ。前にも書いたけれど、この重版するかしないかの決断、そしてその部数を悩み決めたときのヒリヒリ感は電子書籍にはないものだ。リスクがないところに快感はない。

 その『百歳までの読書術』の直納と営業に勤しんでいると、本日もベテラン書店員さんからまさかの退職報告。本当に本当にこの業界は今、経験という最も大切なものを失おうとしている。しかもその経験が引き継がれる前に。

 夜、助っ人のTくんが出版業界で卒論を書くというのでそのインタビュー。「ネット社会におけるコンテンツとプラットフォームの関係について」という題目。てっきり息子が大好きなトランスフォーマーの話かと思ったら違ったようだ。

 適当に1時間半ほど話帰宅。本日はランニング&体幹トレの完全オフ日なので、22時就寝。

9月11日(金)

 スットコランドにて宮田珠己さんと打ち合わせ。打ち合わせというよりは雑談なんだけれど、その雑談からふたつ企画が生まれる。

 営業後、一路、花金開催の埼玉スタジアムへ。

 浦和レッズ 1-0(前半0-0)柏レイソル
 得点者:88分 高木俊幸

 レッズサポにしかわからない感動が、「88分 高木俊幸」にある。
 久しぶりにスタジアムで泣いた。

9月10日(木)

  • ベストセラーなんかこわくない
  • 『ベストセラーなんかこわくない』
    入江 敦彦
    本の雑誌社
    1,980円(税込)
  • 商品を購入する
    Amazon
    HonyaClub
    HMV&BOOKS
    honto

 雨がやんでいるうちに出社しようといつもより家を早く出、自転車にまたがり駅に着くと、そこは埼玉スタジアムで開門を待ち受けるサポータのごとく人が渦を巻きカオスになっていた。

 一見して理由がわかる。
 武蔵野線である。
 雨はやんでいるのだけれど、武蔵野線という災害は油断した頃にやってくる。
 駅のスピーカーから漏れ聞こえてくる説明に耳を傾けると「線路に穴が空いたため運転を見合わせております」と言っている。

 これまで暴風雨雪猪倒木水没や「なんだかちょっと風が吹いているような気がするので」とか「なんだかパラパラと雨が降っているような気がするので」とか「なんだか今夜雪が降りそうなので」と気軽に運転を見合わせてきた武蔵野線である。穴が空いたらそう簡単に復旧するわけがなく、その証拠にすでに隣駅へ向うバスは100メートルを越す長蛇の列、タクシーはその姿もないのにやはり100メートルを越す長蛇の列、そこかしこで誰かを呼び出し車で送ってもらおうとする武蔵野線難民でごった返しているのだ。誰も武蔵野線が運転再開するなんてこれっぽっちも信じていないのがよくわかる。

 いつもならこのまま家に帰り、二度寝を決め込むのだけれど、本日、私は新刊見本出しという大役を控えているのであった。どれくらい大役かというと今日新刊見本を届けなければ会社が倒産してしまうかもしれないくらいの大役なのだ。
 まさか出版不況でも活字離れでもなく、武蔵野線のせいで会社が倒産する日が来ようとは想像もしなかった。

 いや倒産させてはいけない。
「本の雑誌」をこの世からなくしてはいけないのだ。
 そのためにはどうにか午前中に新刊見本を取次店さんに届けなければならない。

 しかし武蔵野線はもちろんバスに乗れる見込みもなく、唯一の頼みの綱である妻も本日はパート仕事のためすでに家を出ているのだ。
 どうしたらいいのか...。

 解決策はひとつしかなかった。武蔵野線ではない、電車が動いている駅に自力で辿り着くしかない。隣駅の浦和駅か浦和美園駅はどちらも約5キロの距離だ。走ればたった30分ではないか。スーツを着て、傘をさして、走ったことはないけれど、でも日頃走っている距離に比べたら屁でもない。というわけで、カオスの駅を抜け出し、走りはじめる。

 走りながら考える。
 私は、息子を、絶対、JR東日本に、就職させるのだ。
 ハッ、ハッ、ハッ。
 そうして、武蔵野線の、地下鉄化に、尽力を、注がすのだ。
 ハッ、ハッ、ハッ。

 2キロほど走ったところで、路線バスが前からやってくる。
 ここを通るのはカオスである「東浦和駅」行きのバス、のはずだ。それでも顔を上げ、行き先表示を確かめる。するとそこにはなんと「浦和駅東口」の文字が点灯しているではないか。こんなバス路線があったのか! 走るのはやぶさかではないが、さすがに傘は邪魔だ。しかもちょっと恥ずかしい。

 ちょうど目の前がバスの停留所で、私はまるでそこがゴールであったかのごとく、バスに飛び乗ったのである。

 乗ってはみたものの道はたいそう混んでいる。どう見繕っても午前中に新刊見本出しできる時間に到着しそうにない。
 やはり本の雑誌社は、武蔵野線のせいで倒産してしまうのだろうか。

 走ったせいの汗ではなく、あぶら汗を垂らしながらバスに揺られていると、ふと閃くものがあった。そういえば私は本の雑誌社のひとり営業マンであるけれど、もうひとり名刺に「営業部」と刷っている人間がいたではないか。

 彼女はほとんど会社から一歩も外に出ない箱入りおばさん......、もとい箱入り娘であるけれど、「本の雑誌」を愛する気持ちは誰よりも強い。何せ落ちても落ちても三度も入社面接にやってき、さすがに呆れた目黒さんが採用したほどのなのだ。

 問題は酒を飲まねば人と話せぬ人見知り及びアル中のケがあることだが、「本の雑誌」存続の危機に直面した今、そんなことを言っている場合ではない。

 というわけで、バスのなかから浜田宛にメールを送る。

「すまん、武蔵野線が運転見合わせになっていまい、新刊見本出しできないので、代わりに行ってください」

 そして長々と取次店さんの場所や見本出しのルール、事細かに話すべきセリフを書いた。

 しばらくすると浜田からメールが返ってくる。

「無理無理無理無理です!!!! 私にはとてもできません!!! 絶対無理です」

 バスは相変わらずまったく動かない。これならばバスに乗らず走ったほうが早かっただろう。しかしこの満員のお客さんを押し分け、今さら降りることもできない。
 
「これは『本の雑誌』存続の危機なのです。あなたの頑張りが『本の雑誌』を救うのです。『本の雑誌』を誰よりも愛するあなたにしかできないことなのです。そして見本出し終了後には、飲み放題の打ち上げをしても構いません」

 今度は即返事が届いた。

「頑張ります!!!」

 走れ浜田! 浜田は泥酔した。必ず、かの「本の雑誌」の存続の危機を除かなければならぬと決意した。浜田には取次がわからぬ。浜田は、営業事務員である。電話を取り、伝票と格闘して来た。けれども倒産に対しては、人一倍に敏感であった。

 どうにかこうにかバスが浦和駅に着いた頃、浜田からメールが届いた。

「たくさん汗をかきましたが、見本出し終了しました。今から飲みます!」

 浜田の奮闘により、本の雑誌社倒産の危機は逃れられたようだった。

9月9日(水)

 終日雨。
 社内で今月の新刊『ベストセラーなんかこわくない』の事前注文〆作業。
「本の雑誌」10月号搬入。

 珍しく武蔵野線が動いている。

9月8日(火)

 有楽町の三省堂書店へ重版のあがった『百歳までの読書術』を直納。

 その足でリニューアルしたばかりの無印良品の書籍コーナー「MUJI BOOKS」を覗く。こちらは松岡正剛氏が選書したらしいが、そういえば幅允孝氏が選書した東急ハンズ銀座店の「HANDS BOOKS」ってどうなったんだろうか。

 ブックファースト銀座コア店で展開されている食のフェアが圧巻。

 銀座の教文館ではYさんよりお薦め映画を教わる。「ニュー・シネマ・パラダイス」「トレインスポッティング」「ブラス!」「日の名残り」「フル・モンティ」......そういえば読者のNさんからは、メールで「にっぽんの一番長い日(岡本喜八版)」をお薦めいただいたのだ。週末、全部観る。

 その後、文教堂浜松町店のCさんを訪問。なにやら原宏一の『握る男』(角川文庫)が大ヒットしているらしい。特別なPOPがついているわけでもないから不思議。まさに客層にあった商品ということなんだろうか。

 不思議といえば、数年前までこのような文庫の仕掛け販売は、どこかのお店で成功したものを他店に広げてベストセラー化していったのだが、ここのところは他のお店に持って行っても思ったように売行きが伸びないらしい。よって文庫の売上も低迷し、映画化やドラマ化といったマスの力に頼るしかなくなっている。

 営業を終えて、某所へ。某書店の20年来の付き合いになる書店員さんが今月いっぱいで退職されるというので酒。売上不振のせいだとか。

 今年は、ずっと一緒に本を売っていけると考えていた書店員さんの退職が続き、気が滅入る。そしてそれはいつか間違いなく自分のところにもやってくるだろう。

 携帯の番号を教わって、わかれる。少し泣く。

9月7日(月)

  • 桐島、部活やめるってよ(DVD2枚組)
  • 『桐島、部活やめるってよ(DVD2枚組)』
    神木隆之介,橋本愛,大後寿々花,吉田大八
    バップ
  • 商品を購入する
    Amazon
    HMV&BOOKS

 土曜日に借りて観た『桐島、部活やめるってよ』があまりに衝撃的に素晴らしく、いっときも頭から離れない。

 ほとんど映画を観ない人間だけれど、この映画が傑作なのはわかる。そして今後どんなにたくさん映画を観たとしてもその評価は変わらないだろう。傑作というのはそういうものだ。

 通勤電車の中から高校時代の友人にメールを送る。今週中に必ず観て、語り合うことを約束す。

 その勢いのまま出社し、「ねえねえ、いまさらなんだけど『桐島、部活やめるってよ』って観てる?」と誰かれ構わず話し始めるも、なんと本の雑誌社のスタッフは誰ひとりとして観ていないことが判明。それならば今すぐツタヤで借りてきて上映会しようと騒ぎ立てるも残念ながら神保町にツタヤはなく、スタッフ一同、今週の宿題と課す。

 我ながらうるさいやつだこんなことだと目黒考二さんみたいになっちゃうぞと必死に口をおさえデスクワークに勤しんでいると、助っ人アルバイトの学生Tくんが出社してくる。そういえばTくんは自称「日本で5本指に入るジブリオタク」で、本の雑誌助っ人とともに映画館でもアルバイトしている映画青年であった。

「ねえねえ、『桐島、部活やめるってよ』って観てるよね?」
 そこから始まった濃い〜桐島ネタに溜飲を下げ、直納へ。

 営業先ではさすがにいまさら過ぎるので桐島ネタは封印し、現在夢中になっている小説、柚月裕子著『孤狼の血』(KADOKAWA)の話で盛り上がる。傑作ハードボイルド、今のところ2015年エンタメ小説のマイベスト1! こんなに胸が熱くなる小説も珍しい。

 帰宅後、まだレンタル中の『桐島、部活やめるってよ』再鑑賞。やっぱり素晴らしい。

« 2015年8月 | 2015年9月 | 2015年10月 »