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9月7日(月)

桐島、部活やめるってよ(DVD2枚組)
『桐島、部活やめるってよ(DVD2枚組)』
バップ
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孤狼の血
『孤狼の血』
柚月裕子
KADOKAWA/角川書店
1,836円(税込)
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 土曜日に借りて観た『桐島、部活やめるってよ』があまりに衝撃的に素晴らしく、いっときも頭から離れない。

 ほとんど映画を観ない人間だけれど、この映画が傑作なのはわかる。そして今後どんなにたくさん映画を観たとしてもその評価は変わらないだろう。傑作というのはそういうものだ。

 通勤電車の中から高校時代の友人にメールを送る。今週中に必ず観て、語り合うことを約束す。

 その勢いのまま出社し、「ねえねえ、いまさらなんだけど『桐島、部活やめるってよ』って観てる?」と誰かれ構わず話し始めるも、なんと本の雑誌社のスタッフは誰ひとりとして観ていないことが判明。それならば今すぐツタヤで借りてきて上映会しようと騒ぎ立てるも残念ながら神保町にツタヤはなく、スタッフ一同、今週の宿題と課す。

 我ながらうるさいやつだこんなことだと目黒考二さんみたいになっちゃうぞと必死に口をおさえデスクワークに勤しんでいると、助っ人アルバイトの学生Tくんが出社してくる。そういえばTくんは自称「日本で5本指に入るジブリオタク」で、本の雑誌助っ人とともに映画館でもアルバイトしている映画青年であった。

「ねえねえ、『桐島、部活やめるってよ』って観てるよね?」
 そこから始まった濃い〜桐島ネタに溜飲を下げ、直納へ。

 営業先ではさすがにいまさら過ぎるので桐島ネタは封印し、現在夢中になっている小説、柚月裕子著『孤狼の血』(KADOKAWA)の話で盛り上がる。傑作ハードボイルド、今のところ2015年エンタメ小説のマイベスト1! こんなに胸が熱くなる小説も珍しい。

 帰宅後、まだレンタル中の『桐島、部活やめるってよ』再鑑賞。やっぱり素晴らしい。

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