« 前のページ | 次のページ »

2月15日(月)

 与那国。
 与那国を離れる前に山口陶工房を訪れる。
 昨日、共同売店で見かけたコーヒカップがどうしても忘れられず、与那国でただ一軒の窯元まで足を運んでしまった。

 早朝の工房は薄暗く、引き返そうとしたところ、奥から陶芸家の山口和昇さんと息子の晋平さんが顔を出す。来意を告げ、工房のなかで作品を拝見させていただきつつ、話を伺う。

 飛行機を乗り継ぎ、大切に運んできたコーヒーカップでさっそくコーヒーを飲む。カップを眺め、手に持ち、口をつけると、与那国の自然と工房の姿が目に浮かんだ。

 私もそういう本や雑誌を作りたい。

« 前のページ | 次のページ »